ルーティンワークに飽きた。退屈な仕事から脱出する方法
仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。
今回のお仕事ハックは「毎日のルーティンワークに飽きた」とのお悩みに、トイアンナさんがアドバイス。
毎日のルーティンワークに飽きた
毎日毎日同じ業務のくり返しで正直飽きてしまいました。やりがいも面白さも感じることができません。このまま仕事を続けていいのか悩んでいます。
(30代/事務系専門職)
こんにちは、トイアンナです。
仕事で、毎日同じ業務の繰り返し。楽といえば聞こえはいいですが、時間が流れる速度も遅く感じられるし、成長も感じられなくて今後自分が社会で通用するスキルを身につけられるかも不安だし……。
と、モヤモヤされる気持ち、分かります。今日はそんな思いを抱える全ての方が、仕事を楽しく変えられるマインドの作り方をお伝えします。
プロジェクトを「花形」に育てる
まず、チャレンジしてみてほしいのが「目の前の仕事を、ちょっとクリエイティブにしてみる」ことです。
例えば、経費精算の補助業務でも、使いやすいExcelシートの作り方を極めてみる。
議事録でも、読みやすさを重視したデザインを考えてみる。といったように、事務職でもクリエイティブな業務は作れます。
トム・ピーターズの『セクシープロジェクトで差をつけろ!』では、この世にはセクシー(花形)な仕事は最初からないんだ、自分でプロジェクトを花形に育てるんだ……と主張されています。
まさにその通りで、目の前の仕事を変革するところから、相談者さんのルーティンワークは生まれ変わるかもしれません。あなたの仕事って、実は最高に面白い種が眠っているのかもしれませんよ!
自分のやりたいことを決めて、転職もあり
もし、目の前の業務を花形に育てようにも人間関係などでどうしようもない時は……思い切って、転職の可能性を見てみるのもありでしょう。
その時大切なのが、「成長性、やりがい、給与、安定性、ワークライフバランス」から、重要なものを2つ選んでおくことです。
どんな転職先も、願望を全てかなえることはできません。逆に言えば、相談者さんが欲しい条件も、2つまでなら「まあまあかなう」という点です。
転職先を理想化しないように
仕事がつまらない時ほど、転職先が理想の地に見えてしまうもの。そして、欠点が目に入らなくなってしまうのです。「今の会社は最悪、次の会社は天国」なんてことはありません。
どの会社にも欠点があります。それを、自社から逃れたい気持ちが強いと無視できてしまうのです。
いざ転職して「こんなはずじゃなかった」と言わないためにも、優先順位をしっかりとつけてください。そのうえで、相談者さんにとって楽しめる場所が見つかりますよう、応援しています!
Point.
・まずは自社内でプロジェクトを花形にできないかチャレンジしてみましょう!
・思い切って転職するもよいことです。その時は「譲れない条件」を2つまでに絞りましょう
・つい盲目になって転職先を天国だと思い込まないよう、冷静な判断をしてください
(文:トイアンナ、イラスト:黒猫まな子)
※この記事は2022年02月15日に公開されたものです