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「自己認識」とは? 高める方法3つを解説

浅野寿和(心理カウンセラー)

自己認識ができている状態・できていない状態とは?

自己認識についての理解を深めるために、「自己認識ができている状態」と「できていない状態」の例を紹介します。

自己認識ができている状態

例えば、仕事で高いパフォーマンスを上げている同僚に嫉妬してしまったとします。

この時、「本当は自分もそうなりたいのに、実現できていないから悔しいんだな」と認識し、パフォーマンスを上げるために工夫できる人は、自己認識ができているといえます。

つまりこの場合、「自分の考えやそれに伴う感情の所在は自分にある」と認識できていることが、自己認識できている状態です。

自己認識ができていない状態

例えば、上司から「最近仕事が早くなったね」と言われたとしましょう。

もしこう言われるまで「仕事のペースが上がった」と自覚していなかったなら、自己認識ができていなかったといえます。

つまりこの場合、「自分の認識や在り方が周囲に与える影響」を自覚できていないことが、自己認識できていない状態です。

そんな時は、「自分にはこんな面もあったのか」と認識し、自分の能力やプラスの影響力をさらに発揮する方法を考えてみましょう。

それが自分の影響力について考えるきっかけとなり、新たな自己認識につながるはずです。

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