【第10回】ハイライト・シェーディングを使いこなすコツ
「#ササメイク」で注目を集めるヘアメイク・佐々木一憲さんに、マイナビウーマン読者アンバサダー「はたらくmuse」がメイクのお悩みを質問! 毎日のメイクに活かせるテクニックを回答していただきます。連載第10回は「ハイライト・シェーディングの使い方」について教えてもらいました。
今回のお悩み「ハイライト・シェーディングの使い方を知りたい」
顔に立体感を出したいです。ハイライト・シェーディングの基本的なHow toを教えてください!
Wakana/IT企画
Answer「シェーディングはブラシの動かし方に注意。ハイライトはポイント入れがおすすめ」
シェーディング・ハイライトの基本ということで、今回は顔の側面に入れるシェーディングとノーズシャドウ、そしてハイライトの入れ方を解説していきます。
シェーディングのHow to
まずはシェーディングから解説していきます。
シェーディングでやりがちなのが、「削りたい部分に、縦方向に影を入れる」こと。しかしそれでは塗った部分とそうでない部分の境目がはっきりしすぎてしまいます。ということで、ブラシは「横に向かって」動かしていきましょう。
また、顔の側面にシェーディングを入れる時、もみあげ部分までしっかり塗っているでしょうか? こことあごの裏は塗り残してしまいがちですが、そうすると一部だけ肌色が白くなってしまい、「シェーディングを入れている感」も出てしまうので注意してくださいね。
顔をシャープに見せたい時は、頬骨の下側にも影を入れるのがおすすめです。その際、入れる範囲は目尻のラインまでを目安に、耳から口もとに向かって入れていきます。あまり顔の内側まで入れてしまうと不自然になるので気をつけましょう。
続いて、ノーズシャドウです。ノーズシャドウはアイブロウパウダーの一番明るい色を使っている方も多いかもしれませんが、今回はシェーディングパウダーを使っていきます。
入れる箇所は目頭部分のくぼみです。眉を描く流れで眉頭から真下に影を入れる人も多いかもしれませんが、僕はどちらかといえばノーズシャドウをアイシャドウの一部として捉えた方が良いのではと考えています。
目頭のくぼみからアイホールに向かって、「上に」ブラシを動かし、影を入れます。こうすることで自然な影に見えますよ。
ハイライトのHow to
ハイライトは広く「面」で入れる方法もありますが、今っぽいのはポイントで入れる方法です。パールやラメが入っているハイライトパウダーを狭い範囲で入れていくことで、きれいなツヤと立体感が生まれますよ。
まずは頬骨にオン。目尻側からゆるやかな弧を描くように入れていきます。ここに入れればマスクをしていてもハイライトが見えますし、肌がきれいに見える効果も!
続いて鼻筋にもハイライトを入れます。Tゾーン全部にハイライトを入れる人もいますが、テカリのように見えてしまうこともあるので、目と目の間部分と、鼻先にだけ入れるのがおすすめ。ピンポイントに入れていくことでメリハリがついて見えますよ。
(写真左:Before、写真右:After)
シェーディング・ハイライトを入れる前後で比較すると、Afterの方がぐっと引き締まった印象に見えるのが分かるでしょうか。特に、頬骨下のシェーディング・頬骨のハイライト・ノーズシャドウが分かりやすいかと思います。
とはいえ、シェーディングに関しては塗っていることが他の人から分かってしまっては失敗。「なんか痩せた?」と言われるくらいをゴールにしましょう。
使用アイテム
(写真左から)
・RAREKIND ミニアルバム トゥゴー ブラウン 1,936円※編集部調べ
・ベアミネラル エンドレス グロー ハイライター ゼン 4,400円
今回のまとめ
- シェーディングは「塗り残し」に注意!
- ハイライトは点置きが今っぽい
(文:佐々木一憲、写真:三浦晃一、編集:照井絵梨奈/マイナビウーマン編集部)
※この記事は2021年10月30日に公開されたものです