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ネット環境の悪い上司。Web会議を中断させないために取るべき行動

#お仕事ハック

ヨダエリ(コラムニスト)

仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。

今回のお仕事ハックは「ネット環境の悪い上司のせいで会議が止まる」とのお悩みについて、コラムニストのヨダエリさんがアドバイス。

ネット環境の悪い上司のせいで会議が止まる

上司の自宅のネット環境が悪いみたいで、Web会議の時必ずフリーズします。そのせいでいつも会議が中断してしまい、正直すごく迷惑です。改善してもらいたいのですが、いつも厳しい上司なので、緊張してうまく伝えられる自信がありません。こういう時、どうすればいいのか教えてください。

ふむふむふむ。たまにではなく、Web会議をするたびにフリーズ。にもかかわらず改善されない。ということは、上司はフリーズの原因が自分のネット環境であることに気づいていないのかもしれませんね……。

これ、あまり深く考えない方がいいかもしれません。

フリーズしたら、その場で「○○(上司の名前)さん、フリーズしちゃってます!」と言いましょう。こちらの映像や音声が上司に届いているかいないか分からなくても、とにかく言いましょう(どこかのタイミングで聞こえるはずなので)。

ある日のWeb会議で言われ、また別の日のWeb会議でも言われたら、さすがに「自分のネット環境に問題が?」と気づくと思います。逆に言うと、言われるまでは気づかない可能性大。

Web会議では、自分の顔が見えているか、声が聞こえているかなども、自分では確信が持てないもの。対面なら空気で気づくことでも、オンラインでは気づけない。なので、対面の時以上に周りの人がハッキリ状況を伝える必要がありますし、むしろ言わないのは気の毒です。

後になって人づてに知ったら、「その時に言ってくれればいいのに……」と上司はショックを受けるかもしれません(厳しい人だからといって傷つかないわけではないですし、どんな性格の人であれ、良い気分はしないはず)。

Web会議を頻繁にしている友人にも聞いてみたところ、やはり、都度ハッキリ言うそうです。「すみません、途中でフリーズしちゃったんで、もう一度お願いします!」と。

ちなみに伝える際のポイントは、複数人が指摘することです。ある日はAさんが指摘し、別の日はBさんが指摘、といった具合に。人は、一人に指摘されただけでは動かないことが多いですが、複数人に言われたら「このままじゃまずいか」と考え始めるものだからです。

その段階を経て、ネットに詳しい人が「○○さん、回線良くなりそうですか?」と助け舟を出してあげられたらベストだと思います。上司がネットやパソコンにあまり強くない可能性もあるので。面倒かもしれませんが、長い目で見たら放置するより早く解決させた方が良いかと。

厳しい上司だから言いにくい……という気持ちは分かります。でも本来ならば、むしろ上司が会議を管理すべきであり、管理する責任があるのです。会議が正常に進行していないのは、上司としても望ましい状況ではないはず。

また、厳しい上司=非を認めない上司、とは限りません。指摘するのは上司を含む全員のためだと信じて、怖がらずナチュラルにコミュニケーションを取っていきましょう!

Point.

・Web会議では、対面の時以上にハッキリ言葉にしないと状況や気持ちが伝わらない
・フリーズしたら、その場でナチュラルに指摘しよう
・一人ではなく複数が伝えると、相手も改善のために動き出す可能性が高まる
・厳しい上司=自分の非を認めない上司、と思い込まないことも大事

(文:ヨダエリ、イラスト:黒猫まな子)

※この記事は2021年10月26日に公開されたものです

ヨダエリ(コラムニスト) (コラムニスト)

コラムニスト/恋愛アナリスト。慶應義塾大学文学部卒業後、PR会社勤務を経てフリーに。思春期はドイツ在住。メトロセクシャルについて分析したコラムが『AERA』『anan』など多数の媒体で話題になると同時に、携帯サイトで連載していた恋愛相談コラムが口コミで人気に。現在は新聞・雑誌・ウェブでライフスタイルやトレンド、男女の心理にまつわる記事を執筆するかたわら、エキサイトお悩み相談室で電話相談も実施。著書に「その恋、今のままではもったいない!」(情報センター出版局)「今度こそ『信じられる人』と恋愛する本」(すばる舎)など。

●ブログ「cafe dayorin」
https://ameblo.jp/dayorin/

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