「若輩者」の意味と読み方は? 使い方や類語を解説(例文つき)
「若輩者」はどんな時に使えるのか?(例文つき)
「若輩者」という言葉は、ビジネスでは「自分の年齢や実力に見合わない大きな役を任された」という場面で使われることがほとんどです。
いくつか、紹介しましょう。
大役を任されてあいさつする時
自分の年齢やスキルに見合わない大きな任務を与えられた時は、「若輩者」を使うことができます。
場面としては、プロジェクト開始の際、社員大勢やスタッフにあいさつする場面などが考えられます。
年齢的に上のメンバーが多い場合は特に「ご迷惑をお掛けすることがあるかと存じますが」と加えると、謙虚な姿勢を感じさせます。
例文
・新プロジェクトのリーダーを仰せつかり、身の引き締まる思いです。若輩者でご迷惑をお掛けすることがあるかと存じますが、皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。
イベントの司会を務める時
イベントや会合など、大勢の人が集まる席には、来場者も多種多様です。
自分より年齢や役職が上の人もたくさん見受けられるような場面では、「若輩者ですが」がよく使われます。
例文
・本日、当会の司会を務めます○○でございます。若輩者ではございますが、最後までよろしくお願い申し上げます。
乾杯の音頭をとる時
乾杯の音頭はたいてい年長者が行います。しかし、場を盛り上げるタイプの人や、主役と深い関わりがある人は、年齢が若くても指名を受けることがよくあります。
そんな場面では、目上の人に対しての「若輩者ゆえ」とともに「誠に僭越ではございますが」を加えてあいさつすると良いでしょう。
例文
・ただいまご指名を受けました○○と申します。若輩者ゆえ、誠に僭越ではございますが、乾杯の音頭をとらせていただきます。
結婚式の披露宴で新郎新婦があいさつをする時
結婚式の披露宴には、新郎新婦の親戚や上司など、年齢的に上の人も参列することが多いため、「若輩者の2人ですが」などとあいさつするのが定番です。
例文
・若輩者の2人ではございますが、これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。