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開脚で脚が開かない原因とは? 無理なく開脚するための練習方法

川﨑真菜美

「90度しか開脚できない=体が硬い」ではない

脚が開かない原因が分かったら、180度開脚を目指してストレッチに取り組んでいきたいところ。ですが川﨑さんによると、実は「90度しか開脚できない=体が硬い」ではないということです。

私は体が硬くて、90度くらい開脚するので精一杯なんです。そんな私でも、骨盤の傾きや内転筋の硬さを解消することで180度開脚を目指すことはできますか?
ちょっと待ってください! 開脚は、90度程度開けば十分ですよ。「90度しか開かない=体が硬い」というわけではないんです。
えー! そうだったんですか!?

そうです! 皆さん開脚を行う時は、180度ベターっと開くのを目標にされているんですが、開脚角度は90度程度で十分なんです。

バレエダンサーや体操選手のように特殊なトレーニングを積むことで180度開脚ができる人もいますが、一般の人が痛みを我慢しながら無理やり開脚角度を広げるのは危険です。

そうなんですね。じゃあ、90度開く私は、体が硬いというわけではないんですね。

はい。骨格は人によってさまざま。開脚で脚がどれくらい開くかは、人それぞれ違うんです。

とはいえ、骨盤のゆがみを改善したり、固まった筋肉をストレッチで伸ばしたりすることで股関節の可動域を上げていくことは可能。180度開脚を目指すのは難しくても、コツコツ練習することで、無理なく開脚角度を広げていきましょう。

自分にとってベストな開脚角度は人によって違うんですね! でも、「この角度がベスト」ってどんなふうに見極めたら良いんでしょうか?

そうですね……。日々の開脚ストレッチで、痛みが出ずに脚が広がる角度が今の自分のベストだと思ってください。

痛みが出るということは、股関節の可動域を超えてしまっているという証拠です。

そうだったんですね! 痛ければ痛いほど効いているのかと思っていました(笑)。

……分からなくもないですが、実はそれは危険な考えです! 無理に股関節の可動域を超えると、筋肉や関節を痛める原因になりかねません。

開脚ストレッチを行う時は、痛みが出ないところでストップ! これが大切です。日々続けていくと徐々に筋肉が柔らかくなり、痛みを感じずに開脚できる角度が広がっていきますよ。

開脚ストレッチを行う前に知っておきたいこと

・開脚は90度程度開くのでも十分

・痛みを感じずに開脚できる角度が、今の自分のベスト

次ページ:無理なく開脚ができるようになるおすすめトレーニング

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