野暮とは。読み方や意味・由来・言い換え表現を解説
会話内での「野暮」の使い方(例文つき)
続いて、日常会話でよく耳にする野暮を使った例文を紹介します。
例文1:野暮ったい服装だ
「野暮ったい」は「言動や服装、身のこなしがいかにも野暮だと感じられる様子だ」という意味で、つまり「野暮」の2つ目の意味である「洗練されていない」とほぼ同じ意味です。
「野暮ったい人」「野暮ったい服」といった使われ方をし、否定的な意味合いを持つことが多い傾向にあります。
例文2:野暮用でお先に失礼します
「野暮用」は、「他人にいちいち説明することが野暮だと思われるくらいのつまらない用事」という意味をもっており、趣味や遊びに関わるものではなく、仕事のための用事に使われることが多い傾向にあります。
なお、「どこへ何をしにいくか答えたくない、教えたくない」という場合に、追求をかわすために用いられることもあります。
例文3:野暮なことを聞くな
「野暮なことを聞くな」とは「気が利かないことを聞くな」という意味合いになります。
例えば、プライベートを詮索するようなことを聞いたり、答えが分かりきった内容だった場合、そんなことを聞くなんて無意味であるというニュアンスで使われることがあります。
また、「聞くだけ野暮だ」というような形で、相手の微妙な心情や人間関係に対し聞くまでもなく敏感に推察すべきだ、という気持ちをこめて用いられることも。