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エクセルのプルダウンを設定する方法とは? 使い方&解除方法を解説

小坂井さと子

【応用編その1】プルダウンを連動させる方法

データを入力する場合に、プルダウンメニューを連動させたい場合があります。

例えば、「野菜」項目なら「玉ねぎ、じゃがいも、人参」の中から、「果物」項目なら「リンゴ、バナナ、ブドウ」の中から、「肉」項目なら「牛肉、豚肉、鶏肉」と選ぶことができると、一層入力が効率的になりますよね。

ここではそんなプルダウンの連動のさせ方について説明します。

STEP1:項目別リストを作成し、連動元の名前をつける

最初に項目ごとのリストを作成します。

次にリストの連動元(上図の緑の部分)の名前を定義します。

使用する項目を全て選択した状態(上図の場合は緑の部分全て)で、メニューの「数式」から「名前の定義」を選び、項目の名前を設定します。ここでは仮に「商品エリア」と設定しました。

STEP2:連動元のプルダウンメニューを作成する

続いて、商品エリアの「野菜」「果物」「肉」のプルダウンメニューを作成します。

使用する全ての項目を選択し、メニュー「数式」から「選択範囲から作成」を選びます。ポップアップウィンドウの「左端列」にチェックを入れます。

STEP3:連動元のプルダウンメニューを作成する

①連動したプルダウンメニューを作成するために、まずは簡単な表を作成します。そして、プルダウンを作成するセルをクリックします。

②メニュー「データ」より「データの入力規則」をクリックし、「設定」の「入力値の種類」から「リスト」を選択します。

③「元の値」のダイアログボックスをクリックします。

④メニューの「数式」より「数式で使用」をクリックします。するとプルダウンメニューが表示され、その中の先ほど作成した「商品エリア」を選びます。

すると、下図のように「元の値」のダイアログボックスに「=商品エリア」と表示されます。

これで「商品エリア」にプルダウンメニューが作成されました。

STEP4:連動するプルダウンメニューを作成する

続いて、商品カテゴリーに連動する商品名のプルダウンメニューを作成していきます。

まずは、入力したいセルを選択にし、メニュー「データ」から「データの入力規則」をクリックし、「設定」タブより「入力値の種類」直下の「リスト」を選択します。

「元の値」のところに「=INDIRECT(参照元のセル)」を入力します。この場合、参照元となるのは「野菜」である「G2」なので、「=INDIRECT(G2)」としました。

「OK」ボタンを押すと、「元の値はエラーと判断されます」という表示が出ますが、気にせず「はい(Y)」をクリックしてください。

このように、「商品エリア」をプルダウンで選ぶと、下の商品名もそれに合わせたプルダウンが表示されます。

次ページ:【応用編その2】関数でプルダウンを自動入力させる方法

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