「浅慮」の意味とは? 正しい使い方や類語、四字熟語を解説
「浅慮」の正しい使い方
「浅慮」は、どのような時に使われる言葉なのでしょうか。正しく適切に使いこなせるよう、「浅慮」の使い方についてもチェックしておきましょう。
基本的には「浅慮な人」「浅慮な~」「浅慮だった」
「浅慮」は、「浅慮な人」や「浅慮な~」、「浅慮だった」というように使うのが一般的です。
「浅慮な人」とは、物事を深く考えずに行動する人、発言する人のことを指します。ネガティブなニュアンスで使うことが多いようです。
人以外にも、深く考えずにとった言動、行動を言い表したい時にも使われます。
例えば「浅慮な発言」は、浅はかな考えのもと発した言葉という意味となり、「浅慮な判断」は、深く考えずに判断したことを指します。
例文
・その浅慮な行動が周囲に迷惑を掛けるんだよ。
自分に対する謙遜としても使う
自分を対象として使う場合の「浅慮」は、謙遜の意味になります。
「自分の考えが浅はかである」と、自分を低く見せることで謙虚な姿勢を相手に示すことができます。
例として、「浅慮ではありますが」「私の浅慮によるものですが」「私の浅慮さから」などのような言い回しが挙げられます。
「浅慮ではありますが」や「私の浅慮によるものですが」という言い回しは、目上の人に対して意見を述べる時や、提案する時に使うことができます。
「自分の考えは浅はかなのですが」と前置きすることで、上から目線に感じさせることなく、自分の意見や提案を伝えることができます。
「私の浅慮さから」という言い回しは、謝罪をする時によく使われています。「自分の考えが甘かったせいで、このような事態が起きてしまった」というように、自分が原因だと明確に述べることで、反省の姿勢を示すことができます。
以上の使い方は、特にビジネスシーンで活躍するのでぜひ覚えておきましょう。
例文
・自分の浅慮を恥じる。
・私の浅慮の致すところです。大変申し訳ございません。