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「慧眼」の意味とは? 読み方や使い方、類義語・対義語を紹介

武田 麻希

「慧眼」の類義語とその違い

「慧眼」には似た意味を持つ言葉がいくつかありますので、一緒に覚えておきましょう。

ここでは、「慧眼」の代表的な類語表現を紹介します。

「炯眼(烱眼)」

「炯眼(烱眼)」の読み方と意味は下記の通りです。

炯眼・烱眼(ケイガン)

(1)鋭く光る目。鋭い目つき。
(2)物ごとをはっきりと見抜く力。鋭い眼力。慧眼。

(『デジタル大辞泉』小学館)

「炯」は常用漢字ではなく、「明らか」という意味があります。「烱」は「炯」の異体字ですので、「炯眼」も「烱眼」も意味は同じです。

「炯眼(烱眼)」には「慧眼」と同じ意味がありますので、「慧眼」から言い換えても問題ありません。

「達眼」

「達眼」には以下の意味があります。

達眼(たつがん)

物の本質を見極めるすぐれた眼力。

(『広辞苑 第七版』岩波書店)

こちらも「慧眼」同様の意味を持っているので、同じようなニュアンスを表す言葉として言い換えることができるでしょう。

「先見の明」

「先見の明」は以下の意味があります。

先見の明(せんけんのめい)

事が起こる前にそれを見抜く見識。

(『広辞苑 第七版』岩波書店)

見抜く力があるという点では同じですが、「慧眼」が物事の本質に対する洞察に対し、「先見の明」は未来(まだ起きていないこと)に対する洞察という点が、両者のニュアンスの違いといえるでしょう。

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「穎悟」

「穎悟」には、このような意味があります。

穎悟(エイゴ)

才知が優れ、悟りの早いこと。非常に賢いこと。また、そのさま。

(『デジタル大辞泉』小学館)

「穎」は常用漢字ではなく、「優れている」「賢い」などの意味があります。また、「悟」は「迷いから覚める」「賢い」などの意味がある漢字です。似た意味の漢字が熟語となることで「穎悟」となりました。

「慧眼」は「本質を見抜く眼」であり「穎悟」は「賢く悟りが早い」ことで頭の良さを指します。少しニュアンスが異なりますが、似たような状況で使われます。

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