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ルーズな上司。期限を守ってもらうために行うこと

#お仕事ハック

トイアンナ

仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。

今回のお仕事ハックは「部下に厳しいのに自分には甘い上司に困っている」について、ライターのトイアンナさんがアドバイス。

上司が期限にルーズすぎる

私の上司は期限やルールに厳しいのですが、本人はすごくルーズです。私が前もって作成した資料のチェックを上司にお願いしても、期日までに行ってもらえず、取引先への提出が遅れてしまうことが多々あります。どうすれば改善してもらえるのでしょうか。

うわー……すべての上司1年目に履修させたいですね。「部下の期限には厳しいのに、自分は期限がルーズな上司」います。

私です。申し訳ございません。代わりに謝ります。

ここから先は怒涛の言い訳パレード……ならぬ、どうして上司はそこまでルーズなのか? の解説を行わせていただきます。

部下に期限を守ってもらえないと……

ぶっちゃけて申し上げますと、その上司は自分が期限に遅れがちなことを知っています。「だから」部下に対しては、厳しい期限を設けるのです。

なぜなら、あなたが少しでも遅れると、上司はもっと遅れてしまうから……!

これは私の妄想ですが、上司はおそらく平社員時代に、期限を守れず怒られた経験が無限にあります。そして叱られても、叱られても直せませんでした。なぜなら、そういう性質だからです。

で。ここで部下ができます。部下はとてもできる人です。「もしかして、部下さんにある程度頼んでおけば、遅れずに済むのでは……?」という期待を胸に、上司は部下へ頼リ始めました。

あなたがそんな怒りを抱いていることも知らずに……。

上司の性質は「直らない」と覚悟しよう

まず、そんな上司がいきなり明日からしっかり者になるとは期待しないでください。残念ながらルーズな性格は簡単に直せるものではありません。

リマインドの鬼になって、上司を管理しよう

しかし、こちらからできることはあります。「リマインドし続ける」のです。

「明日提出の件、いかがでしょうか」
「上司さんにして欲しいことをGoogleスプレッドシートにまとめたので、チェックお願いします」
「今日の件、どうなっていますか?」

と、しつこく言い続けると、さすがに遅延が減ります。面倒ですよね? なので、打つメールをテンプレートにして保存しておくと良いでしょう。毎回タイピングするだけ、時間のムダです。

上司に管理してもらうのではなく、上司を管理する。これが私のようなルーズな上司を乗り切るコツです。

もし上司と仲良しなら、「この件、いつか労ってくださいよ~?」と、謝礼を要求してもいいと思います。それくらいのお世話になっている気持ちは、まっとうな上司なら抱くものですから……。

最後に、改めて私から謝らせてください。ごめんなさい。上司がルーズすぎて、申し訳ございません。

Point.

・期限を守れないルーズな上司は、おそらく部下時代から期限が守れずで悩んでいました
・優秀な部下が来てくれたので、期限を守ってくれる部下に甘えてしまっている面があります
・リマインドの鬼になることで、上司を管理しましょう。たまにはお礼をせびるくらい、やってみてもいいのでは?

(文:トイアンナ、イラスト:黒猫まな子)

※この記事は2021年06月29日に公開されたものです

トイアンナ (コラムニスト)

慶應義塾大卒。P&Gジャパン、LVMHグループで合わせて約4年間マーケティングを担当。その後は独立し、主にキャリアや恋愛に関するライターや、マーケターとして活動。著書に『就職活動が面白いほどうまくいく 確実内定』や『モテたいわけではないのだが ガツガツしない男子のための恋愛入門』などがある。

●ブログ「トイアンナのぐだぐだ」
http://toianna.hatenablog.com/

●Twitter
https://twitter.com/10anj10

●公式サイト
https://renaijuku.co.jp/

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