「イキる」の意味とは? 由来や使い方、類語を解説
「イキる」とは、ネット・オタク用語で「偉ぶっている・調子に乗っている」などを指す言葉。若者の会話やSNSなどで使われています。今回は、「イキる」の意味と使い方を分かりやすく解説。併せて、類語表現も紹介していきます。
若者の会話やSNSなどで、「イキる」という言葉を聞いたことはありませんか? 何となくネガティブな印象を抱く言葉ですが、実際にはどんな意味があるのでしょうか。
今回は、「イキる」という若者言葉について、意味や由来、使い方を解説します。
「イキる」の意味とは?
まずは「イキる」の意味や語源、類語からチェックしてみましょう。
「イキる」とは偉ぶった態度や様子のこと
「イキる」とは、若者言葉で「偉ぶっている・態度が大きい・調子に乗っている」などの様子を指します。
普段は大人しい人や、経験や知識が浅い人が堂々と発言している……など、人格と言動にギャップを感じた場合に使われることが多いでしょう。
「イキる」の語源
「イキる」の語源は、「粋がる」という言葉。「粋がる」の本来の意味を辞書で引くと、以下のように表記されています。
いき‐が・る【粋がる】
粋だと思って得意になる。また、虚勢を張る。「薄着でー・る」
(『デジタル大辞泉』小学館より)
この「粋がる」を短縮して、若者言葉では「イキる」と言われるようになったと考えられます。
「イキる」は関西弁?
「イキる」は、元々関西地方で使われていた方言といわれています。
関西出身のお笑い芸人が使っていたり、マンガなどで使われていたりしたことから、全国に広まっていったのではという説があります。
関西の方言では「気合いが入っている」「勢いがある」などポジティブな意味合いで使われることもあるようですが、ほとんどの場合はネガティブな意味で捉えられるため要注意です。