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Web会議中、タイピング音がうるさくて迷惑。どう伝える?

#お仕事ハック

ヨダエリ(コラムニスト)

仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。

今回のお仕事ハックは「Web会議でタイピング音がうるさい人」について、コラムニストのヨダエリさんがアドバイス。

Web会議中のタイピング音がうるさい……。

最近、取引先を含めた4名でWeb会議をすることがよくあります。その中にすごくタイピングの音がうるさい人がいて困っています。

会議のメモをとっているようなのですが、そのタイピング音のせいで話している人の声が全く聞こえません。会議はお互いに会話をしながらなので、その人にずっとミュートにしてもらうのも難しく……。こういう場合は、どう伝えるのが良いのでしょうか。

フムフムフム。要は、マイクがキーボードのタイプ音を拾ってしまうため、「カタカタカタカタカタ」という音が、しゃべっている人の声をかき消してしまう、ということですね(日頃Web会議をしない人にも理解できるよう一応説明)。

タイプ音が大きい人、いますよね。Web会議が浸透しつつある昨今、同じように困っている人は結構いるかもしれませんね。というわけで対策です!

発言者にもう一度言ってもらうよう依頼する

まずは、Web会議中に「すみません、聞きづらかったので、もう一度お願いします」と言う。

タイプ音がうるさい人に直接指摘するのではなく、もう一度言ってもらえますかと発言者にお願いすることによって、原因はタイプ音が大きすぎるからなのだよと暗に示すわけです。

これで「あっ、自分のせいか」と気付いてもらえたら万々歳。

気付いてもらえなかった場合や、一瞬は静かになったもののまたうるさくなった場合は、再び「すみません、また聞こえづらかったので、ちょっとまたお願いします」と言う。

改善されない場合は、本人に直接言う

それでも改善されなかったら、「○○さん、ごめんなさい、キーボードの音を拾っちゃってちょっと会話が聞き取りづらいので、タイピングする時はミュートにしてもらっていいですか」と、Web会議中に本人に言う。

「ごめんなさい」「ちょっと」など口語表現をまじえれば、キツイ印象は軽減できるはず。

ただ、会議はお互いに会話をしながらなので、その人にずっとミュートにしてもらうのも難しい、とのことですよね。あと、その人だけミュートにしてもらうというのも悩ましいですよね。

ミュートする議事録担当を作ってしまう

いっそのこと議事録担当を決めるのもアリです。

担当者はマイクをミュートにして黙々とタイピングし、他の人は会話に集中。そして会議終了後に議事録を全員で共有。

タイピング音が大きいその人は、自分の思ったことなども入力しているのかもしれませんが、延々と大きなタイピング音が続くということは、ほとんど議事録である可能性が高いと思うんですよね。

それが難しい場合は……

その方法が難しいなら、やっぱり本人に指摘ですね。1日に4、5回くらいWeb会議をしている友人も、「対面と違ってWeb会議で空気を読むなんてのは、ほぼ不可能。だからハッキリ言ってあげなきゃダメ」と言っています。

今からでもタイピング音を小さくすることはできますし、指摘するのは長い目で見て本人のためにもなります。

ちなみにその友人の場合は、「自分が司会をする時は予め用意したアジェンダ(行動計画や議題)を画面共有しながら進める」そう。そうすれば会議の流れが理解しやすくなりますし、皆がメモを取る量も少なく済みますよね。

やれそうなことから、実践してみてください!

Point.

・まずは「すみません、聞きづらかったので、もう一度お願いします」と言う
・それでダメなら「タイピングする時はミュートにしてもらっていいですか」と伝える
・いっそのこと、議事録担当を決めるのも一案
・Web会議で空気を読むのは難しいので、勇気を出して伝えることは大切

(文:ヨダエリ、イラスト:黒猫まな子)

※この記事は2021年06月11日に公開されたものです

ヨダエリ(コラムニスト) (コラムニスト)

コラムニスト/恋愛アナリスト。慶應義塾大学文学部卒業後、PR会社勤務を経てフリーに。思春期はドイツ在住。メトロセクシャルについて分析したコラムが『AERA』『anan』など多数の媒体で話題になると同時に、携帯サイトで連載していた恋愛相談コラムが口コミで人気に。現在は新聞・雑誌・ウェブでライフスタイルやトレンド、男女の心理にまつわる記事を執筆するかたわら、エキサイトお悩み相談室で電話相談も実施。著書に「その恋、今のままではもったいない!」(情報センター出版局)「今度こそ『信じられる人』と恋愛する本」(すばる舎)など。

●ブログ「cafe dayorin」
https://ameblo.jp/dayorin/

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