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PCを使いやすいものに切り替えたい。賢い社内交渉術

#お仕事ハック

ヨダエリ(コラムニスト)

仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。

今回のお仕事ハックは「会社で支給されるPCが使いづらい」とのお悩みに、ライターのヨダエリさんがアドバイス。

会社で支給されるPCが使いづらい

会社で支給されるPCが、普段自分が使用しているものと違ってかなり使いづらいです……。営業職なのに持ち運びにも適しておらず、正直これでは仕事がはかどりません。使いやすいPCに変更してもらえる上手な依頼方法などはあるのでしょうか?

毎日仕事で使う道具が使いづらい……これは相当なストレスですね。

持ち運びにも適していないということは、据え置き用のノートPCでしょうか? 私が昔使っていたノートPCは据え置き用で2.7kgあり、ある時どうしても出先で話し合いをしながら作業する必要があり外に持ち出したのですが、まぁ重かったですね……。

一度だから我慢できましたが、あれが日常だったら確実に腰や肩に影響を及ぼしたと思います。

……というような話を、まずは上司なり備品の担当者なりに、現在進行形に変えて話してみてはどうでしょう。体への負担がヒドイと。このままでは病院に行くことになるかも、と。

「そんな大げさな(笑)、使ってるうちに慣れるでしょ」と上司から軽く流されたり、「決して持ち運べない重さではないですよね」と担当者からクールに言い放たれたりした時には、次の作戦。

PCの作業効率や処理効率の悪さが業務に支障をきたしていることを具体的に伝えましょう。

「自分が家で使っているPCを使う場合、大体○時間くらいで資料を作れるのが、このPCは処理速度が遅いので○倍の時間がかかる。営業先で資料を見せる際にも時間がかかるので、先方をイライラさせてしまい契約に結びつきにくくなる」といった具合に。

上司や担当者によってはスペックやソフトの話をしても通じないケースもあるので、ちゃんと相手が理解できるよう、噛み砕いて伝える。

そして、今のPCを使い続けることが生産性の低下につながり、会社にとってマイナスとなることが分かるように伝える。この辺がポイントだと思います。

さらに、「昨今はノートPCの軽量化がどんどん進んでいて、昔なら30万円くらいした軽量ノートPCも最近は10万円前後で購入できるんですよ」といった具合に、新しいPCに買い換えることは大したコストではないこと、作業効率が上がることによって購入コストはすぐに回収できることも伝えましょう。

PCの支給申請への対応は、会社や部署によって本当にまちまちです。すぐにOKしてくれるところもあれば、申請から対応までかなり渋るところもあります。

会社にお金の余裕があるか、予算を割けるか、なども関係しますが、そこにお金をかけることを良しとするかの判断になるはず。つまり社風やトップの考え方が影響している部分もあります。

そういう意味では、職場の先輩に相談してみるのもアリです。実際に購入してもらえた経験がある人なら、コツを教えてくれるかもしれません。

仕事ができて会社に貢献している先輩に口添えしてもらうことでOKされやすくなる可能性もありますよ!

Point.

・PCの重さが体に負担を与えていることを伝えよう
・作業効率の悪さが会社の業績ダウンにつながることも具体的に説明
・買い換えのコストはすぐに回収できることも伝えよう
・職場の先輩にコツを聞く、口添えしてもらう、なども一案

(文:ヨダエリ、イラスト:黒猫まな子)

※この記事は2021年05月28日に公開されたものです

ヨダエリ(コラムニスト) (コラムニスト)

コラムニスト/恋愛アナリスト。慶應義塾大学文学部卒業後、PR会社勤務を経てフリーに。思春期はドイツ在住。メトロセクシャルについて分析したコラムが『AERA』『anan』など多数の媒体で話題になると同時に、携帯サイトで連載していた恋愛相談コラムが口コミで人気に。現在は新聞・雑誌・ウェブでライフスタイルやトレンド、男女の心理にまつわる記事を執筆するかたわら、エキサイトお悩み相談室で電話相談も実施。著書に「その恋、今のままではもったいない!」(情報センター出版局)「今度こそ『信じられる人』と恋愛する本」(すばる舎)など。

●ブログ「cafe dayorin」
https://ameblo.jp/dayorin/

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