「拝聴する」の意味とは? 正しい使い方を例文で解説
「拝聴する」の類語や言い換え表現
「拝聴する」の類語や、言い換え表現には以下のようなものがあります。
伺う
「拝聴する」の類語としてよくビジネスシーンで使われているのが「伺う(うかがう)」です。
「伺う」も「聞く」の謙譲語で、自分がへりくだることで相手を尊敬している気持ちを含んだ使い方となります。
例文
先日、海外出張があったと伺いました。
承る
「承る(うけたまわる)」も「拝聴する」の類語にあたります。
「聞く」という言葉を敬語に直すと「承る」になりますが、「担当する」「誰かから伝え聞く」意味を含んだ言葉として、目上の人に対して使う場面が多いです。
例文
田中様のアドバイスを承ることができ、大変実りある時間となりました。
傾聴する
「傾聴(けいちょう)する」は、聞くという行為に集中する意味合いが強く含まれています。
「傾」には、集中する・気持ちをその一点に傾けるという意味があり、「耳を傾けて熱心に話を聞く」行為を示す言葉です。
敬語表現ではないものの、熱心に聞き入った様子を伝えることができる表現です。比較的、立場の近い相手を対象に使用することになります。
例文
先日の発表会では田中さんのプレゼンテーションを傾聴していました。
謹聴する
「拝聴(きんちょう)する」は、より格式の高いビジネスシーンで使われることがある「拝聴する」の類似語です。
「謹」には、つつましやかだ、集中しているという意味合いがあり、静かな緊張感を持って謹んで聞くニュアンスを含んでいます。
例文
先日はチーム一同、田中会長の講演を謹聴しました。