お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

【心理学】カクテルパーティー効果とは? 活用方法と注意点

秋カヲリ

カクテルパーティー効果を活用する時の注意点

このように、カクテルパーティーをうまく活用すれば恋愛や仕事における人間関係を良くすることができますが、注意点もあります。

ここでは、気をつけるべきポイントを解説します。

(1)わざとらしく声を張り上げない

カクテルパーティー効果を確実に発揮しようと考えて、相手の名前を大声で言うなどわざとらしく行動すると、「聞かせようとしている」という意図が前面に出すぎてしまい、かえって不信感を与えてしまいかねません。

せっかく相手の興味関心を引きつけられるキーワードを出しても、出せば出すほど疑われてしまい、関係性が悪化するかもしれません。

カクテルパーティー効果を最大化するには、あくまで自然と相手の耳に入れるのがポイントなので、日常会話する時と同じボリュームで話すようにしてください。自分から伝えようとするのではなく、相手が自発的に気づく流れを作ることが大切です。

(2)近くで話す

とはいえ、あまりにも遠くで話していると声が一切聞こえないので、カクテルパーティー効果が発揮できません。話している声が聞こえるくらいの距離で話す必要があり、なるべく近くで話した方がいいでしょう。

わざとらしく声を大きくしなくても自然と聞こえるくらいの距離で、相手の名前など興味関心を持つであろう話題を出すようにしてみてください。

できれば相手から見て前方で話すのが理想的です。ふと耳に入った時、正面を見るだけであなたがその話をしているのが分かり、良い印象を与えられます。

後ろ側で話すよりは正面側で話せるように、ポジションにも気をつけるといいでしょう。

(3)繰り返し実践する

カクテルパーティー効果は1回だけだと十分に効果を発揮できないケースもあります。

というのも、相手の名前であれば、相手も最初から強い興味関心を持っているので気づかれやすいのですが、営業先に購入してほしい商品名などを聞かせたい場合は、まず商品に対する相手の興味関心を高めなければならないからです。

こうした場合は、まずその商品の説明をして魅力やメリットを伝え、潜在意識にキーワードを植え付けてから、カクテルパーティー効果で商品の話題を出すなどして繰り返し耳に入れるように行動する必要があります。

カクテルパーティー効果が得られるまで繰り返し実践して、相手が興味を持つように働きかけましょう。

次ページ:カクテルパーティー効果で好感度を上げられる

SHARE