お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

オペラント条件付けとは? 良い習慣を身に付けるコツ

心理学の基本

小日向るり子

「オペラント条件付け」という言葉を知っていますか? 心理学では「賞罰を伴わせて発生させる自発的な動機付け」のことを示します。今回は心理カウンセラーの小日向るり子さんに、オペラント条件付けの意味や活用方法を解説してもらいます。

パブロフの犬の実験で有名な「古典的動機付け」と合わせて語られることの多い「オペラント動機付け」。

オペラント動機付けとは、簡単にいうと「主に賞罰を伴わせて発生させる自発的な動機付け」のことです。「○○があるから頑張れる」「○○が嫌だからやるしかない」など、日常でも思い当ることってありますよね。

今回は「オペラント動機付け」の概念、また私たちの日常で応用するコツをお伝えしていきたいと思います。

オペラント条件付けとは?

まずは、オペラント条件付けとは何か見ていきましょう。

オペラント条件付けは「賞罰を伴わせて行動を変えること」

「オペラント動機付け」の概念は、「対象者の自発的な行動の増大、もしくは低減を目標として行われる手続き」(『教養としての心理学101』デルタプラス)で、対象者がとった行動に賞罰を伴わせることにより、行動の発生頻度を変容させるというものです。

オペラント動機付けで有名なのが、アメリカの心理学者であるスキナーが実験した、通称「スキナー箱の実験」です。

スキナーは、レバーを押すとエサが出てくる仕掛けの箱を作り、そこにネズミを入れました。

通常、ネズミはエサを食べるためにレバーを押したりしません。しかし、レバーを押すとエサが出ることを偶然発見すると、それを繰り返し行うようになり、最終的にはエサを食べるためにレバーを押すようになります。

また、レバーを押すことで電気ショックが止まる仕掛けにしても、レバーを押す頻度が高くなりました。

つまり、賞罰を伴わせることによって行動の発生頻度が変容すると、この実験から分かったわけです。

古典的動機付けとの違い

オペラント動機付けと対で語られることの多い「古典的動機付け」。

この2つが異なる点は、古典的動機付けが「パブロフの犬の実験」に代表されるように「食物を見る→唾液を出す」という生得的に備わっているものに対する反応であることに対して、オペラント動機付けは生得的に備わっているものではない行動が学習される、という点です。

次ページ:良い習慣を身に付けるには? オペラント条件付けの活用方法

SHARE