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メラビアンの法則とは。第一印象を操作する心理テクニック

広瀬絵美

メラビアンの法則の使い方と具体例

メラビアンの法則の具体例は、現代の私たちの生活の中にも存在しています。身近な事例と共に、メラビアンの法則をどのように活用すべきかを見ていきましょう。

メラビアンの法則の具体例【ビジネス編】

まずは、ビジネスシーンでのメラビアンの法則の使い方と、具体例をご紹介します。

商談

明るい表情ではっきりと「本当におすすめです」と言う

商談で重要なシチュエーションは、契約を決断してもらう時ですよね。商談相手との関係性がまだできていない時(=本心が分からない状況、まさにメラビアンの法則の発動条件です)、視覚情報と聴覚情報は非常に重要になってきます。

この場合、「本当におすすめです」という言語情報は7%しか伝わらないのに対して、「明るい表情で、はっきりと」という非言語情報は、93%も相手の印象に残ります。

逆に言うと、緊張して汗だく、か細い声では「本当におすすめです」と言われても、自信なさげな印象だけが先行してしまうのです。

商談を成功させるには、明るい表情やハキハキとした話し方がとても重要になってきます。たとえ緊張してうまく話せなくても、明るく振る舞うことで相手の信頼を獲得しやすくなりますよ。

面接

「職種未経験ですが、御社に貢献する自信があります」と、笑顔でアピールする

面接官とあなたが初対面の場合、ここでも非言語情報がとても重要になってきます。

面接という緊張する場面で、「職種未経験」だと不安になってしまうこともありますよね。ですがそんな時こそ、自分の内面をアピールして自信ありげに振る舞うことが大切。

不安に感じている点を伝える時に、自信なさげな態度を取ると、よりネガティブな印象が相手に残りやすくなります。

面接官に好印象を与えるためにも、面接では、普段以上に声の大きさやトーン、姿勢、服装などに留意しましょう。

接客

お客様の目を見て、笑顔で「いらっしゃいませ」と言う

銀行の受付や飲食店など、初対面の人と日常的にやり取りをする方にとって、表情や態度といった非言語情報はとても重要です。

例に挙げた「いらっしゃいませ」という言葉。忙しいとつい流れ作業のように済ませてしまいがち。

ですが、お客様に「気持ちの良い接客だな」と思わせるためには、表情や声色を意識することが大切。

つまり、何か作業をしていてもいったん手を止めて、お客様に笑顔で目を合わせるとより好印象になりますよ。

メラビアンの法則の具体例【恋愛編】

続いて、恋愛で使えるメラビアンの法則の具体例を解説します。気になる人に好印象を与えるためにも、ぜひこの法則を活用してみてくださいね。

デート

笑顔で「想像よりさらにお美しいですね」と言う

最近はマッチングアプリでマッチし、初回デートで初対面……というシチュエーションを経験する方もたくさんいますよね。

まさにここでは「中身<外身」が物を言います。「どんな人なんだろう」という不安が大きい状況で、視覚情報・聴覚情報を軽視するのはNG。

「お美しいですね」「すてきですね」といった褒め言葉こそ、恥ずかしがらずに相手の目を見て伝えてあげましょう。

逆に言うと、目を合わせようともせずに棒読みで伝えると、どんなすてきな褒め言葉もマイナスとして受け取られてしまう可能性があります。

告白

真剣な表情で「付き合ってください」と告白する

女性は告白への返事を考える際、男性がどれだけ真剣に自分と付き合いたいと思っているのか、本気度を重視します。

冗談を言っているような声のトーンや、緊張感のない表情で告白されると、本気度が低いと解釈されてしまう可能性があるでしょう。

告白の成功率を上げるためにも、恥ずかしがらずに相手の目をきちんと見て、真剣に伝えることが大切です。

次ページ:メラビアンの法則がもたらすメリット

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