男性と女性が「カップル」という関係になるために必ず通過しなければならないのは、「あなたのことが好きです。付き合ってください」という告白ですよね。
世の中には告白なしで付き合うカップルもおります。
デートを重ね、先に体の関係を持ってしまい、それが1回で終わらずにその後も定期的に会い、
「ところで、私たち(俺たち)って付き合ってるよね?」
「うん。そうじゃないの? 多分。嫌?」
「嫌じゃない」
という流れでカップルになるパターンです。
たまにいませんか。「どっちから付き合おうっていうのは具体的にはなかったかな。なんか、デートを重ねているうちになんとなく一緒になった」っていうカップル。
今回、僕はここを否定したい。告白なきカップルをあえて否定したいのです。
僕は声を大にして言いたい。「何歳になろうが、男と女が付き合う時には告白がいるだろ」と。
幼稚園児だろうが学生だろうが社会人だろうが、告白は絶対にすべきと思っています。
では、告白ってなぜ必要なんでしょうか。そして、成功率が上がるタイミングはあるのでしょうか? 今日はその辺りについて書かせていただきます。
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■告白とは「決意表明」でもある
まずなぜ告白が必要なのか? 知っていそうであまり知られていない、告白の持つ役割から解説させていただきます。
告白が必要な一番の理由。それは、告白とは「今の関係性を変えたい」という明確な意思表示だから、です。
「好きです。付き合ってください」というのは、「好きです。今後連絡を取り合い、定期的に会って、体の関係を持ち、浮気はせず、何かしらの理由が2人を別れさせなければ、いずれ結婚をする可能性を見据えながら、互いが互いを思い、膨大な時間と価値観を共にするために今のライフスタイルを変えることを決めてください。僕(私)にはその覚悟があります。付き合ってください」の略なんですよね。
つまり、「あなたのこれからの人生を変えてくれ。こっちはその覚悟できてるぜ」っていう要求であり、決意表明でもあるんですよね。
こんな役割を持つ告白だからこそ、僕は絶対に必要だと思いますし、緊張するのは当たり前だと思います。
そして当然のことながら、誰もが「告白を成功させたい」と願うものです。
■告白を成功させるために必要なもの
では告白を成功させるために必要なものは何でしょうか。
ずばりそれは、タイミングです。
ここで言う告白のタイミングとは、「周囲に人がいない静かな場所でする」とか「3回目のデートで告白をする」とか「空腹時を避ける」とか、そんなネットで検索すれば山ほど出てくるテンプレート的なタイミングの話でありません。むしろそういった内容に縛られるのは危険だと思います。
◇タイミングを見極めるポイントは「互いの温度」
告白をするタイミングを見極めるためのポイント。
それは、「互いの温度」です。
2人の感情を水の温度で例えると、80℃くらいで「この人と付き合いたい」と感じ、100℃で「もう告白しないとしんどいくらい好き」という状態になるとします。
デートとは、相手はもちろん、自分自身のこの温度が何度まで上がるのか見極めを行っているのです。
互いに少し遠回しに愛情表現を行ってみたり、恋愛観の話をしてみたりしながら、温度が上がっていくかどうか様子を見る。
瞬間湯沸かし器みたいに急に温度が高くなる人もいれば、ホットプレートみたいにゆっくり温度が上がっていく人もいる。
自分と相手の温度がどれくらいになっているか? 今告白してもOKなのか?
この見極めが上手な人こそ、告白に失敗しない人と言っても過言ではありません。
極端に言えば、自分の温度が70℃でも、相手が80℃だと感じればそれは告白のタイミングでもあるのです。
■告白を成功させるおすすめのタイミング
しかし、そうは言っても簡単にタイミングを見極められないのが男女の恋愛。
ここでは、そんな告白を成功させるおすすめのタイミングを2つ紹介します。
◇(1)「相手のことが好き過ぎる」と思ったタイミング
告白の一番重要なタイミングがあります。
そのタイミングとは、自分の中で「その人のことが好きで好きでしょうがなくて告白しないと気が済まない」という状態になった時なのです。
相手がOKを出してくれるかどうかなんて度外視。一番大事なのは、「間違いなく自分は相手のことが好きで、恋人としての責任を果たす覚悟ができた」という状態なのです。
きれい事に聞こえるかもしれませんし、なんだそんなことかと思われるかもしれません。でも非常に大事なことです。
なぜなら、フラれないことだけを考えてタイミングを探ると、駆け引きが多くなったりするし、どうしても目的が「付き合う」というものになってしまうのです。
好きで好きでしょうがないという気持ちは、「付き合う」という表面的なことよりもっと深みにある部分、「膨大な時間と価値観を共にすること」にゴールを設定してくれるものです。
そんな人からの告白の方がきっと伝わるし、付き合ってからうまくいくと思うのです。
◇(2)「あとは告白をするだけ」という状態になったタイミング
これは書くまでもないのかもしれません。
でも多くの人は、デートを複数回重ね、残すは気持ちを伝えるのみという時に告白をしているのではないでしょうか。なんせ、これが成功率の一番高いタイミングだから。
誰だって告白を断られたくない。だからこそ人は告白を「最後の仕上げ」にしようとするんですよね。
デートを重ね、「それほぼ付き合っているじゃん」と言われそうなことを伝え合い、将棋で言えば王手の状態にして告白をするのです。
たとえダサくても、正直に思いを伝えることが大切
どんな告白であれ、断られる可能性はあるわけです。
覚悟もいるし、緊張もします。きっとスマートな告白なんかできる人なんかいないし、思っていたことが言えずに、噛みまくってしまうかもしれない。
でも、それでいいんです。多少ダサくなっても正直に、素直に、伝えることが大切です。
相手に気持ちを伝えることはいつも怖いけど、大丈夫です。仮にうまくいかなくても大丈夫なのです。
そこまで気持ちを高めた告白は、どんな結果であれ貴重な経験値となり、今後の恋愛の糧になってくれるはずですから。
どうか打算的になり過ぎず、自分の気持ちが整ったタイミングで、精一杯の告白をしてください。
(ウイ)
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