「怖い」と「恐い」の意味の違いは? 意味や使い分けを解説
「こわさ」を表す「怖」と「恐」の使い分け(例文付き)
「怖い」と「恐い」を使い分けることに神経質になる必要はありませんが、ちょっとしたニュアンスの違いを表現したい時には、「日常的なこわさかどうか」を目安にするといいでしょう。
日常的に遭遇するこわさには「怖」の字を、災害のような誰もがおそれるこわさには「恐」の字を当てます。
人に使うなど日常的な実感のある「怖さ」を表す時
使い方・例文
・私は怖がりなので、お化け屋敷は本当に苦手です。
・「あの先生は怖い」と先輩から常々聞かされてきたけれど、いざ担任になったらそれほどでもなかった。
・今度の試験は全然できなかったので、結果が届くのが怖いです。
脅かされることへの「恐ろしい」気持ちを表す時
使い方・例文
・30年以内に必ず起こるとされている大震災を正しく恐れることが大切です。
・著名なA氏は、拘束や尋問を受けるのは著しく名誉と尊厳を傷付けられると感じ、逮捕されることをひどく恐れた。