使い分けに迷ったら「怖い」を使う
前段で述べたように、「怖い」と「恐い」は両方とも「こわい」と読み、ほぼ同じ意味であることが分かります。
基本的に、日常生活で「こわい」と表現したい時、この2つの言葉を使い分ける必要性はありません。
しかし、文化庁が定める常用漢字表に「こわ(い)」の読みがあるのは「怖」のみです。「恐」の読みは「おそ(れ)」が主であり、「こわ(い)」とは記載されていません。
そのため、どちらの字を使おうかと迷ったら、常用漢字表に読みが掲載されている「怖い」の方を選ぶと良いでしょう。
また、ビジネス文書を書く時も同様の意味で、「怖い」の方が望ましいといえます。