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SNS疲れの実態とは? 原因や対処法をアンケート調査

服部希美(心理カウンセラー)

多くの人が使っているSNS。でも、中には利用することで苦痛やストレスを感じ、「SNS疲れ」している人もいます。その原因は一体何なのでしょうか? あなたのSNS疲れ度が分かる診断と共に対処法を心理カウンセラーの服部希美さんに教えてもらいました。

新しい情報を手に入れることができたり、普通であればつながることができない人とつながれたり、気になる人のプライベートを垣間見ることができたりと便利なSNSですが、その一方で翻弄されてしまい、疲れてしまうことも多いようです。

今回は、そのような「SNS疲れ」が起こる原因と対処法を紹介します。

SNS疲れとは?【診断付き】

SNS疲れとは、SNSにおけるコミュニケーションを長く、または頻繁にすることで苦痛やストレスを感じている状態のことを指します。

人と気軽につながれるSNSは便利である反面、他人の投稿や発言に振り回されることも多く、気疲れしてしまう人もいるようです。

まずはあなたがSNS疲れをしていないか、セルフチェックをしてみましょう。

全部で10個のチェック項目があります。7個以上当てはまる人はSNS疲れをしているかもしれません。

(1)自分への「いいね」やコメント、フォロワーの数で一喜一憂する

(2)SNSの通知にはすぐに反応しないと落ち着かない

(3)1日に何度もSNSをチェックして人の投稿や反応を気にしている

(4)人と会っていてもSNSが気になって仕方なく、見ないとそわそわする

(5)リア充のキラキラしている楽しそうな投稿を見ると嫉妬する

(6)友達の投稿で自分が誘われなかったイベントの存在を知ると悲しくなる

(7)苦手な人や元カレの動向をSNSで逐一チェックしている

(8)等身大ではなく盛った写真を投稿してよく見られたいと思っている

(9)恋人を自慢している投稿を見るとイライラする

(10)SNS映えを求め、金銭的に無理をして食事する場所や旅先を決めることがある

SNS疲れの実態をアンケート調査

今回は、20~39歳の男女にSNS疲れの実態をアンケート調査(※)してみました。みんなはどんな時にSNS疲れを感じて、それにどう対処しているのでしょうか?

Q.SNS疲れを経験したことはある?

SNS疲れ

※有効回答数300件

アンケートによると、6割以上の人がSNS疲れを経験していることが分かりました。SNSに触れる機会が増えている分、疲労を感じている人も出てきているのかもしれません。

Q.どんな時にSNS疲れを実感する?

SNS疲れ

※有効回答数300件

続いてどんな時にSNS疲れを実感するか聞いたところ、「長時間利用している時」が最多に。続いて、「いいねやフォロワー数を気にする時」がランクインしました。

日常のふとした空き時間に、何気なくSNSを見ている人は多いのでしょう。

・長時間利用する時:35.4%

・いいねやフォロワー数を気にする時:21.9%

・インスタ映えを気にする時:17.2%

・友達の投稿を妬ましく感じた時:12.5%

・誹謗中傷を受けた時:9.9%

・その他:3.1%

Q.SNS疲れにどう対処している?

SNS疲れにみんなはどう対処しているのか聞いてみたところ、以下のような回答が集まりました。

・「スマホを充電したりする時間をスマホに触らないようにする」(36歳/女性/クリエイティブ関連)

・「ログを消去するなど見れない環境にする」(38歳/男性/専門職関連)

・「時間を決めてみるようにしている。寝る前は見ないようにしている」38歳/男性/事務・企画・経営関連)

・「別アカウントを作って、友人のアカウントは一切フォローせずに、自分の好きなブランドや気になるインフルエンサーの人だけをフォローするようにしている。」(38歳/女性/販売・サービス業)

集まった回答によると、強制的にSNSを見られない環境にしたり、自分でSNSをする時間を決めていたりする人が多い様子。

また、SNSによって友達への嫉妬心がわいてくることには、友達のアカウントは必要な時にだけ見られるよう、別アカウントを作成するという対処法が挙がりました。

▶次のページから、SNS疲れの原因と対処法を専門家が解説します。

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