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「漠然とした不安」の正体は? 原因と解消法

服部希美(心理カウンセラー)

漠然とした不安が生まれた時の対処法

不安は誰しもが感じるものですが、不安が生まれた時にどう対処するかによって、その後の心の状態が大きく違ってきます。

ここでは、漠然とした不安が生まれた時の対処法を4つ紹介しますので、自分に合うものを試してみてくださいね。

(1)不安と向き合う

一度自分が不安に感じていることを、紙やスマホのメモ帳などに全て書き出してみましょう。

書き出すことで不安が可視化され、具体的な課題として認識することができます。

ちなみに、不安の正体は「今自分が取り組めること」と「今考えてもどうしようもないこと」に分けられます。

ですので、「今考えてもどうしようもないこと」は手放し、取り組めることにベストを尽くしていくと、不安が減っていきますよ。

(2)日常を大切にする

不安や焦りにとらわれていると、先のことばかりに意識が向いてしまい日常をおろそかにしがちです。

ご飯を味わって食べたり、適度な運動をしたり、早めに就寝したりするなど、「今」を大切にするよう心掛けると心が落ち着いてくることも多いです。

漠然とした不安を感じた時ほど、いったん立ち止まってみましょう。

(3)完璧主義を緩める

「完璧であらねばならない」と自分への期待が高ければ高いほど、自分に求めるハードルが高くなり、不安を感じやすくなってしまいます。

できるだけハードルを低くし「今日は、このぐらいできたら十分」「毎日、よく頑張っている」など、自分が今日できたことを認めていくのも効果的です。

(4)「なるようにしかならない」と思うようにする

どれだけ手を打ったとしてもトラブルはつきものですし、リスクをゼロにすることは難しいですよね。

ベストを尽くした後には「なるようにしかならない」「状況に合わせていくしかない」と切り替えるのも大切です。

次ページ:漠然とした不安を抱えやすい人の特徴

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