ネガティブ思考をやめたい? ネガティブのメリットや強みにする方法【診断付】
ネガティブ思考を上手にコントロールする方法
前述したように、ネガティブ思考はデメリットばかりではありません。
ですので、そんなネガティブ思考をコントロールし、上手に付き合っていく方法を最後にご紹介します。
(1)不安なことを紙に書き出す
ネガティブ思考の人は頭の中でぐるぐると考え続けていると、不安が膨らんでどんどん悲観的な発想が止まらなくなってしまうので、不安なことは紙に書き出して「見える化」しましょう。
もし恋愛で「彼氏からの連絡が遅いと不安になる」としたら、なぜそれで不安に感じてしまうのかについて、例えば「嫌われたのではないかと思うから」「浮気されているのかもしれないと思うから」など、書き出してみます。
そうすることで、自分の中にある悲観的なストーリーを客観的に把握することができます。取り越し苦労の癖などにも気付くことができるでしょう。そして、自分と不安感の間に適切な距離が生まれることで、不安に飲み込まれずに済むようになるのです。
不安感をなかったことにするのではなく、きちんと向き合うことで2人の関係の不安要素を減らすことにもつながります。
(2)対策を考えて実行する
上記のように、何が不安なのかを書き出した後は、どうすれば良いのかについても案を出しましょう。
例えば「彼氏に話してみる」でも良いですし、「趣味に集中する」などでもOKです。大切なことは、対策を考えて実行することです。
ネガティブ思考が良くないと思われているのは、悩むばかりで行動ができなくなってしまう点にあります。しかし、行動に移せるようになれば、ネガティブ思考の悪い面は出にくくなるでしょう。
(3)「どうすればできるようになるのか?」を考える
ネガティブ思考の人は、取り組む前から「私には無理そう」と判断して、できない理由をあれこれ探して自分を納得させようとします。
そこで自分に対する質問の仕方を変えてみましょう。「どうしたらできるようになる?」と質問してみると、できる理由を探すようになります。
元々、ネガティブ思考の人は発想力に優れており、改善点を見つけることが得意です。自分に対する質問の仕方を変えることで、ネガティブ思考のメリットを生かすことができるようになるでしょう。
(4)うまくいかなかったことの中にも、ポジティブな面を探す癖をつける
ネガティブ思考の人はうまくいかなかったことがあると、「もうダメ」「台無し」というように、全否定しがちです。
でも、うまくいかなかったことの中にも、何か次につながる学びがあるものです。それを意識的に探す癖をつけましょう。
例えば、新しい仕事に挑戦してみたけれど成果が出なかった場合は、「プレゼンではこういうところに気を付けてやればいいんだと分かった」「勇気を出してチャレンジしたことで自分の殻を破れた」など、ポジティブな面を見つけて自分にマルを付けてあげるのです。
すると、どんどん改善されて仕事の質が上がっていくでしょう。