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「すこ」の意味とは? 語源や使い方を解説【ネットスラング大辞典】

落合正和(WEBメディア評論家・マーケティングコンサルタント)

「すこ」の元ネタや語源

「すこ」という表現は、はやり廃りの多いネットスラングの中でも歴史が深く、2012年に動画配信サービス「ニコニコ動画」から発祥したといわれています。

ニコニコ動画の生配信の中で、視聴者が「ここすき」とコメントするところを「ここすこ」とタイプミスしたことをきっかけに、その表現を冗談めかしてまねする人が増え、次第に人気を得て使用される場も拡大していきました。

2ちゃんねる(現在は5ちゃんねる)の掲示板「なんでも実況J」(通称:なんJ)などでも好んで使う人が増え、「すこ」を強調した「すこすこのすこ(好きで好きでたまらない)」、「すこ」を動詞化した「すこる(好きになる・愛でる)」、「すこれ(好きになれ)」といった派生語も次々と生まれるようになりました。

発祥はニコニコ動画ですが、普及にはなんJが強く影響したことで、「なんJ語」としても認知されています。

また、「すこ」及びその派生語には、似た字面でも他の意味を持つケースが多いです。

例えば、「すこる」は「好きになる・愛でる」という意味の他、「スコる」は「大きく点差(スコア)をつけられる」という意味で使われるため、注意が必要です。

次ページ:「すこ」の使い方(例文付き)

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