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「俯瞰」の意味は? 使い方や例文・言い換え表現を解説

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

「俯瞰」の類語・言い換え表現

ビジネスでよく「俯瞰」という言葉が使われるのは、働く上でそれだけ大切な要素だと考えられるからです。

しかし、似たような意味の言葉を知っていれば、プレゼンテーションなどの場面で何度も同じ言葉を使わずに済むでしょう。以下に紹介します。

「眺め遣る」

「ながめやる」と読みます。

「俯瞰」が「高いところから見下ろすこと」を意味しているのに対し、「眺め遣る」は「遠くへ視線を移すこと」を意味しています。

例文

・彼は、電車の窓から眺め遣るようにして「やっと来れたね」とつぶやいた。

「見晴らす」

「眺め遣る」と同じく、「遥か遠くまで広く目をやること」を意味します。

例文

・こうして見晴らせば、空はどこまでも続いています。

「展望」

「遠く広く見渡すこと」という意味。比喩で使うこともできます。

「俯瞰」が「今」を捉える見方であれば、「展望」は展望台からはるか遠くを見るようなイメージで「未来」を捉える見方です。

例文

・子どもたちのためにも、今こそ未来を展望した街づくりを進めるべきです。

「鳥の目で」

比喩的に「鳥が見るように」という意味で、「鳥瞰」「俯瞰」と同じように使えます。

例文

鳥の目で市場を眺め、虫の目で消費者と向き合う。

「大局」

「全体の動き」という意味。

「大局的」は「俯瞰的」とほとんど同じ意味です。

例文

大局的に考えれば、今になって計画を中止する理由が見つかりません。

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