【難読】“ふくしゅう”じゃない! 「復習う」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「復習う」の読み方です。
“ふくしゅう”じゃないですよ。よく見てください。「復習」のあとに「う」がついています。そんな言葉は見たことがないと思ったら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「復習う」の読み方は?
「復習」という漢字。 “ふくしゅう”という読み方なら、馴染みがありますよね。
しかし、これに「う」の送り仮名をつけて、まさか“ふくしゅうう”とは読まないのはわかりますし、そもそも「う」をつける意味ないですよね。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“さらう”と読みます。
「復習う」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「復習う」の意味は以下のように解説されています。
さら・う〔さらふ〕【復=習う】
《「浚 (さら) う」と同語源》[動ワ五(ハ四)]教えられたことを繰り返して練習する。復習する。さらえる。「小唄を―・う」
[可能]さらえる
[動ハ下二]「さら(復習)える」の文語形。
文字通り、復習するといった意味合いで「復習う」という言葉を使います。
そう言えば、子供の頃に、「お復習いしておいてね」なんて、保育園や幼稚園、お稽古ごとの先生に言われたことはありませんか。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「復習う」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。子どもの頃に使っていた言葉って、案外忘れていますよね。これを機会に、ちょっと思い出して、漢字に変換してみてはいかがでしょうか。
送り仮名によって、意味は同じでも読み方がまったく変わってきます。漢字にすると読めませんが、実は子供の頃に使っていた、優しい言葉だったなんて、ちょっとおもしろいですね。
(ななしまもえ)
※この記事は2021年01月21日に公開されたものです