【難読】“やべる”? 「焼べる」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「焼べる」の読み方です。
“やべる”? “しょうべる”? いやいや、違和感しかない! そんな葛藤をしたら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「焼べる」の読み方は?
焼き芋、燃焼などの言葉に使われる「焼」という漢字。一般的には、“や”、“しょう”という読み方を覚えている人がほとんどでしょう。
しかし、これに「べる」の送り仮名をつけて、“やべー”ではありませんよ。そもそも送り仮名が違いますね。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“くべる”と読みます。
「焼べる」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「焼べる」の意味は以下のように解説されています。
く・べる【▽焼べる】
[動バ下一][文]く・ぶ[バ下二]燃やすために火の中に入れる。「薪 (まき) を―・べる」
つまり、火の中に入れること、といった意味合いで「焼べる」という言葉を使います。
耳馴染みはあまりないかもしれませんが、「薪を暖炉に焼べる」など、聞いたことがある言葉なのではないでしょうか。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「焼べる」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。結果的には「焼べる」も「焼く」ことなのですが、「焼べる」と表現すると、とても静かなイメージになりませんか。
漢字って、送り仮名を変えただけで、ようすを大きく変えることもできるんですね。
(ななしまもえ)
※この記事は2021年01月08日に公開されたものです