転職先になじめない。コロナ禍でうまく職場になじむコツ
仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。
今回のお仕事ハックは「コロナで歓迎会や飲み会がなく、転職先になじめない」とのお悩みに、ライターのトイアンナさんがアドバイス。
コロナで歓迎会や飲み会がなく、転職先になじめない
転職して1カ月経つのですが、うまく職場になじめません。
コロナの影響もあって歓迎会などもなかったし、在宅勤務がメインなのでまだ顔を合わせていない社員すらいます。
仕事のためにも円滑にコミュニケーションが取れるようになりたいのですが、どうしたらこの状況でうまく職場になじめるのでしょうか?
こんにちは、トイアンナです。この時期に転職を成功させるとは、さては大変実力のあるお方と見えますね。転職、おめでとうございます!
そしてこの時期だからこそ……新型コロナウイルスの影響で歓迎会、忘年会、新年会もなし。下手すると上司との食事すらはばかられる状態ですよね。その状況で職場に慣れていかなくてはならない苦労、大変ですよね……。
実は在宅勤務って、転職者に有利なんです
ところが、この時期だからこそ相談者さんにはメリットがあります。それは、職場内の派閥が崩壊しかけている、という事実です。
多くの会社には、なんとなく派閥があります。そして派閥が強すぎると、部署同士で対立が起きたり、敵対する同士で嫌がらせがあったりと、新人にとっては居心地の悪い環境が生まれるわけです。
この年になってまで「あの人と仲良くするなんて、私たちの敵なの?」なんてやりとり、したくないですよね……。
ところが、世は在宅勤務時代。派閥を維持しようにも、会社に来られないんだから仕方がない。
お局様であっても、ニュートラルに接せざるを得ないのが現状です。これなら、中途社員にとってもドキドキ・ハラハラの1年目を過ごさずに済みます……!
上司との定期的な面談で、軟着陸に成功しよう
というわけで、まずは現状をポジティブにとらえてください。
その上で直属の上司とは週に1度の面談を依頼しましょう。といっても、オンライン面談で構いません。
外資系企業では上司が外国在住なんてこともざらにあります。そういった時、コミュニケーションを円滑にしているのが、フリーテーマの定期ミーティングです。
「先週のあれ、もうやった?」「あっ、忘れてました」「あ、急ぎじゃないから全然平気」といった目の前の作業を確認できるのが、定期連絡が持つメリット。
メールの文面では怒っているように見えるやりとりも、面談なら大したことがない、と分かるかもしれません。
今週はどうだった、来週はどうしよう……といった目の前の悩みを相談できる面談は、設定しておくに越したことはありません。これをご覧いただいたのなら、さっそく上司にリクエストを送ってみてくださいね。
Point.
・コロナ禍のこの状況もポジティブにとらえる
・在宅勤務には、社内の派閥がなくなるメリットがある
・オンラインで構わないので、上司と定期的な面談をする
(文:トイアンナ、イラスト:黒猫まな子)
※この記事は2021年01月05日に公開されたものです