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このまま続けてもいい……? 「つまらない仕事」への向き合い方

#お仕事ハック

ヨダエリ(コラムニスト)

仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。

今回のお仕事ハックは「つまらない仕事をこのまま続けてもいいのか」とのお悩みに、コラムニストのヨダエリさんがアドバイス。

つまらない仕事をこのまま続けてもいいのか

同世代の女性の中には、好きなことを仕事にできて生き生きしている人たちがいるのに、私は仕事を楽しいと思ったことが一度もありません。

他にやりたいことがあるわけでもなく、「給料や働き方で楽をできる」という理由だけで仕事をしています。

でも、正直仕事をつまらないと感じる毎日で、いまいちモチベーションが上がりません。自分がつまらないと感じる仕事をこのまま続けてもいいのでしょうか?

続けてもいいと思います。

メリットだと感じられる点が1つでもあるなら、仕事を続ける意義はある。私はそう考えています。

あなたの場合は「給料や働き方で楽をできる」こと。

多くの人が、それ一番良いじゃない! とうらやましがるメリットです。誰もが簡単に手に入れられるものではないし、無理に捨てる必要はないと思うのです。

続けてもいいし、辞めてもいい

とはいえ、それでも悩んでしまう気持ちは分かります。なぜなら、誰しも隣の芝生は青く見えるから。

そして、人には欲があるため、最初は満足していても、だんだん不満と疑問を感じるようになるものだからです。

つまり、もしあなたが今の仕事を辞めて別の仕事に就いたとしても、「思っていたのと違った」「以前ほどつまらなくはないけど、給料が割に合わない」など、新たな不満や悩みが発生する可能性も大いにあります。

それを覚悟の上ででも、つまらない毎日から脱却したいと思うなら、今の仕事を辞める選択肢もあると思います。

続けて「も」良いと表現したのは、そういうことです。続けてもいいし、辞めてもいい。

大事なのは「何に携わるか」よりも「どう携わるか」

それだと参考にならないよ~! と思うかもしれないので、1つ例を挙げますね。
私の友人は、エンタメ系の企業で、多くの人が名前を知る人気作品の企画に携わっています。はたから見れば花形です。

でも、ここ数年の悩みは、「仕事がつまらない」。

まず、携わっている作品に興味が持てない。さらに、その部署の殺伐とした雰囲気や、それを生んだ原因であるトップの独裁ぶりにへきえきしている、と。

ちなみに、最初からその作品に興味がなかったわけではなく、むしろ興味はあったのに、仕事で関わるようになり、納得できないことが増えてから嫌になったそう。

結局、異動希望を出し、来年から別の部署で働くそうです。

つまり、「何に携わるか」が仕事の楽しさを決めるわけではないんですよね。最終的に日々のモチベーションを決めるのは「どう携わるか」です。

職場の人間関係や仕事の進め方に不満がなく、給料に納得できているなら、それだけで十分、今の仕事を続ける理由になりますよね。

日々、穏やかに、平和に仕事ができるというのは、とても幸せなことなので。

やりたいことを見つけたいなら、自分の「好き」を探してみる

もちろん、やりたい事をみつけられたなら、それはそれで素晴らしいこと。

たとえば休日に、美術や音楽、スポーツ、ボランティアなど、いろいろなジャンルの1日体験を試してみては?

ピンとくる刺激や出会いがあれば、「これに関わる仕事がしたい」という目標に繋がるかもしれません。

そうならなくても、休日にリフレッシュする楽しみができれば、今の仕事への活力になると思いますよ!

Point.

・1つでもメリットがあるなら、仕事を続ける意義はある
・どの仕事に就いても、不満や悩みは出てくるもの
・仕事の充実度を決めるのは「何に携わるか」ではなく「どう携わるか」
・1日体験など利用して、「好き」を探してみよう!

(文:ヨダエリ、イラスト:黒猫まな子)

※この記事は2021年01月08日に公開されたものです

ヨダエリ(コラムニスト) (コラムニスト)

コラムニスト/恋愛アナリスト。慶應義塾大学文学部卒業後、PR会社勤務を経てフリーに。思春期はドイツ在住。メトロセクシャルについて分析したコラムが『AERA』『anan』など多数の媒体で話題になると同時に、携帯サイトで連載していた恋愛相談コラムが口コミで人気に。現在は新聞・雑誌・ウェブでライフスタイルやトレンド、男女の心理にまつわる記事を執筆するかたわら、エキサイトお悩み相談室で電話相談も実施。著書に「その恋、今のままではもったいない!」(情報センター出版局)「今度こそ『信じられる人』と恋愛する本」(すばる舎)など。

●ブログ「cafe dayorin」
https://ameblo.jp/dayorin/

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