バイセクシャルとは? 意味と特徴・パンセクシャルとの違いを当事者が解説
バイセクシャル当事者が抱える悩みと心理
筆者自身、バイセクシャル+の中の「ポリセクシャル(※)」にあたるのではないかと思っており、おそらく抱える悩みはバイセクシャルの人と似ていると思われる。
そこで、まずは私が実際に言われたことがあるセリフをもとに、バイセクシャルの人の悩みをご紹介しよう。
(1)「男女両方と恋愛したいなんて、欲張り」
これは実際にレズビアンの人に言われたセリフだ。どこがどう欲張りなのかさっぱり分からなかったが、言った本人的には「どっちかに決めろよ!」という気持ちだったのかもしれない。
このように、バイセクシャルの人は「誰とも付き合える」ように見えて疎まれることもあるのではないだろうか。

あなたは他人を傷つけてないと言える? コラムで振り返ってみましょう。
(2)「どうせ異性と結婚するんでしょ」
これも実際にレズビアンの人が、バイセクシャルについて語っていたのを聞いたことがある。
話を聞いてみると、どうやら昔のパートナーが男性と結婚したという報告を受けて大変傷ついていたようで「もう2度とバイセクシャルの人とは付き合わない」と、バーカウンターでクダを巻いていた。
現在日本において、同性と結婚できないことが原因で、親からのプレッシャーや社会的な圧力に負けて異性と結婚する同性愛者が少なからず存在する。
だからこそ、「バイセクシャルなら、異性を好きになれるのだから、最後は結婚できる方の性別を選ぶだろう」という、いわば偏見ともいえるイメージを持たれることも多いようだ。
(3)「レズビアンの人と付き合ったのは、これが初めて」
私は数年前に初めて男性とお付き合いするまで、女性としかお付き合いをしたことがなかった。
自分からレズビアンであると宣言したことはないのだが、どうやら周囲は私のことをレズビアンだと認識していたようで、彼からこんなセリフが出た。
このように周囲から誤解されることが多いのも悩みの1つだといえるだろう。
(4)「あ、お友達ってこと?」
男性のパートナーとのデート中、バーテンダーと話が盛り上がり、私が「昔、すごく胸の大きい人と付き合ったことあるよ」と言ったら「え? 付き合ったって? 女の子だからお友達ってこと?」と言ったのだ。
「え? 元カノだよ」と訂正したら、バーテンダーは猫のフレーメン反応レベルのポカン顔を披露してくれた。内心(そんなに変なことか?)と思いつつ話を進めたのだが、男性と付き合っているのなら当然のようにヘテロセクシャルだろうと勝手に決めつけられるのは、いささか癪に障るものだ。
▶次のページでは、バイセクシャルとパンセクシャルの違いについて解説します。