「見る」と「観る」の違いは? 意味や使い分けを解説
「見る」と「観る」の使い分けに迷ったら?
以上のように、「見る」と「観る」の使い分けは、意識的に視界に入れたのかどうかによって区別できますが、それでもどちらか迷った時はどうすれば良いでしょうか。
結論から言えば、使い分けに迷ったら「見る」を使うのがおすすめです。
確かに狭い意味でいえば、「見る」は映像や対象が無意識に入ってきた時に最適ですが、それ以外でも広範囲に使えるからです。
例えば観察で虫を「みる」ことや、後見人として面倒を「みる」ことなど、「見る」は、目で「みる」こと全般に使うことができるのです。
なお、「見」も「観」も漢字自体は常用漢字ですが、訓読みの「観る(みる)」は常用漢字表外です。
特に公用文などの文書では、常用漢字表にある漢字を使うのが一般的なので、使い分けに悩んだら「見る」を使うのが無難です。