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令和のスマートなレディーファーストとは? NG例と心得

すずや鈴音(元キャバ嬢ライター)

やりすぎレディーファースト具体例

正しいレディーファーストの所作を知る前に、まずはやってはいけない「やりすぎレディーファースト」について知っておきましょう。

(1)女性のバッグを持つ

女性と二人きりで出掛けた際、「僕がバッグを持ってあげるよ」と強引に女性の荷物を取り上げてしまう。これ、完全にアウトです。

男性としては、優しい一面を見せたつもりかもしれません。しかし、女性からすれば少し迷惑な行為なのです。

バッグから必要な物をすぐ取り出せないじれったさに加え、周りの人から「あの子、彼氏にバッグを持たせて歩いているよ」って目で見られる恥ずかしさ。

過剰かもしれませんが、まだ親密な仲でない場合は「このままバッグを持って彼が逃げてしまったらどうしよう」と無駄な心配までしなければいけません。

女性からして、バッグを持たれる行為はレディーファーストではないと覚えておきましょう。

(2)自分の上着を女性の肩に掛ける

ロマンティックな恋愛映画にありがちな、「寒くない?」と女性の肩に自分の上着を掛けるシーン。めちゃくちゃおしゃれで、ときめいちゃいますよね。

でも、あれでときめくのはフィクションだけです。現実では、ときめきではなく、鳥肌が生まれることも。

何がNGかというと、さっと上着を掛けるという行為って、男性側が自分に酔っている感がびしびしと伝わってくるのですよ。

女性が風邪を引くのを心配してではなく、「さりげない優しさを見せられる俺、かっこいい」って思っているのが言葉にせずとも伝わってくるのです。

あと単純に、「優しいけど、そのださい上着は掛けてほしくない」なんて思うこともあるので、できれば控えていただけるとありがたいです。

(3)高級店での過剰な振る舞い

「レディーファースト=高級店でのマナー」だと思い込んでいる男性も、中にはいらっしゃるのではないでしょうか。

でも、声を大にして言わせてください。

高級店ではプロの店員さんが全てを行ってくれるので、隣にいる男性は何も行動を起こさなくてよい!

エスカレーターやドアを開けて女性をエスコートしたり、椅子を引いて座らせたり、過剰な振る舞いは必要ないのです。

むしろ慣れていない手付きでエスコートをされても、周りの目が気になるだけ。高級店だからといって気合いを入れ、張り切る必要は一切ありません。

次ページ:レディーファーストの心得

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