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上司が2人。それぞれの意見が違う時の「正しい立ち回り方」

#お仕事ハック

ぱぴこ

仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。

今回は「上司2人の意見が違う」というお悩みに、外資系OLコラムニストのぱぴこさんがアドバイス。

上司2人の意見が違う

私の所属している組織が少し複雑で、成績評価をしてくれる直属の上司と、いつも一緒に仕事をするプロジェクトのチームリーダーの先輩がそれぞれいるのですが、2人の意見が異なることがあって困っています。こういう時、どちらの意見を優先して動けば良いのでしょうか?

困る。率直に困りますね。

「そこはお前たちで話つけてくれや……」って思うのですが、振り回されるのは下々の民と相場は決まっています。

「それ違います」が言えるかどうかは、自分が波風を経てても許されるポジションを築けているか? という、自分の重要度にも左右されてしまう。この世は世知辛い。

「無視する」「戦わせる」タカ派の回答集

相談文を読んで、私も考えました。自分ならどうするか? と。

タカ派(強硬派)である自分の選択肢は「無視する」「上司同士で決めさせる」です。

でも、私には理性があるので「こんな物騒な選択ができたら相談してないよね~!」と相談背景を推測して、周囲の人間にも意見を聞いてみました。

結果、回答はこちら。

・心に従って決める
・上司と先輩で殴り合わせて勝者を決める
・業務の邪魔になるなら、上司の上司にエスカレーションする

タカ派の周囲にはタカ派しかいない、という大変残念な結果になりました。

無難だけど一番面倒な方法、それが「調整」

こういった物騒な手段を取れないならば、やりたくない仕事代表「利害関係がある複数上司の折衝業務」をやるしかない。

やりとうない。しかしやらないと仕事が進まない。戦争ができないなら、和平を目指すしかない。

和平交渉は血で血を洗う戦争の決断よりも難しいことは歴史が証明していますから、大変ダルいという点は先に伝えておきましょう。

ビジネスにおいて、「複数の偉い人がそれぞれ好き勝手言っててまとまらない」的な状況は、残念ながら頻繁に発生します。自分にとっての上司または役職が上の人が複数人横並びで存在しており、それぞれの言ってることが違う……という、まさに相談者さんのような状況です。

例えばある商品をリリースする時は、商品部門、営業部門、さらに販促部門や品質管理部門など複数の部門が関わります。そして、それぞれの部門の立場で注文をつけてくることはザラにあります。

全ての意見を聞いていては何も決定できません。しかし、無視もできない。さぁどうする!?

「対立する部門の上長同士で話してくれや!」と心底思いますが、偉い人同士の話し合いの調整も下っ端の仕事です。

で、どうするか? ここで出てくるのが「政治」です。

個別相談と調整で「自分の問題」から外す

現実的に避けたいのは、上司からも先輩からも「言った通りにやっていないと判断されて評価が下がる」ことです。

あとは、悩む工数を減らしたいですね。結局は「自分だけで抱えずに個別相談」を実施して、少しずつ自分が困る環境を改善していくしかありません。個人の問題から、職場の問題として手離れさせるのです。

チームリーダーの先輩には「現場判断が優先されるのは理解していますが、上司から別の指示が降りてくる場合があり、どう判断すれば良いのか困ることがあります。そのような場合、どうすれば良いでしょうか?」。

上司には「実務上の判断はチームリーダーの先輩優先になる瞬間が多々あり、〇〇さん(上司)の指示との整合性が取れず混乱してしまうことがあります。どう対処するのが適切でしょうか?」と。

どちらが悪いという話ではなく、自分が「どう判断すべきかわからず困ってしまう」という点を相談しましょう。

ひも解けばこれは、組織構造上の指示系統の乱れの問題です。「具体的にどんな場面で指示が割れたのか?」の具体例はあった方が良いため、リスト化しておきましょう。

丁寧に個別相談を交えてコミュニケーションを取れば、恐らくどちらかが「判断に困る場合は言ってほしい。そのタイミングで相手(もう一人の上司)と話すようにする」といった次のアクションを取ろうとするはずです。

ここまで来れば、タカ派の意見だった「上司と先輩が直接殴り合う」の舞台は整ったも同然です。

ただ、2人の指示が異なる場合に、何を意図してその指示を出しているのかを考える癖はつけましょう。ただ指示に従うだけのスタンスだと「言われたことだけやろうとしてるから、分からなくなるのでは?」といういらないツッコミを受けかねません。

難しいけど、頑張って! 今回は以上です。

Point.

・「どちらの指示に従うべきか」を個人の問題として抱え込まない
・上司と先輩で解決してもらうためにも、個別相談で舞台を整える
・「悪者」を作らず、自分がどう対処するのが最善かを相談する

(文:ぱぴこ、イラスト:黒猫まな子)

ぱぴこ

外資系ときどき激務OLコラムニスト。オシャレとズボラの狭間に生息し、ストレスを課金で潰すことに余念がない。趣味はNetflix、お酒、豚を塩漬けにすること。目標はゆとりのある生活(物理)。
Twitter:@inucococo
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