「脈絡がない」の意味とは。脈絡のない話し方をする人の特徴と改善方法
脈絡がない話し方をする人の特徴
できるならば言われたくない「脈絡がない」という言葉ですが、どのような特徴から「脈絡がない話し方」だと思われてしまうのでしょうか?
(1)主語がない、もしくは曖昧
脈絡がない人は、主語が曖昧だったり、主語を過剰に省いたりします。そのため「誰の、何の話をしているのか」が相手に伝わらず、話し手の中では全ての話につながりがあっても、聞き手にとっては脈絡がなく聞こえます。
(2)伝えたいことの背景説明が不十分
話し手と、聞き手では情報に対する理解度が違います。自分は話したいことの背景を知っていても、相手は知らないということはたくさんあります。
その背景を省いて、起こったことの経緯ばかり伝えられると、聞き手は「結局何を伝えたいの?」「一体何のこと?」と混乱します。
(3)話しながら自己完結している
双方向のコミュニケーションを目指しておらず、自分の中で完結している場合も、脈絡がない話になります。
例えば、「私、今週は土日も忙しいんですよね。そっか! 月曜は有給休暇を取ればいいのか!」と言われたらどうでしょう? 聞き手は「???」となってしまいますよね。
そもそも「相手とコミュニケーションしよう」と考えておらず、自分が話したい話をしているだけなので、当然のことながら話の前後がつながらず、脈絡がなくなります。
(4)唐突に自慢話を始める
唐突に自慢話を始める人がいますが、これも脈絡がない人の特徴です。
自己顕示欲が強い人などは、相手をマウンティングするために無理やり自慢話を挟むので、話の脈絡がなくなるのです。