催促メールの注意点や書き方のポイント・例文を紹介
催促メールのポイント6つ
次に、催促メールを作成する上でのポイントについて解説していきます。
(1)件名を工夫する
件名を工夫することで、あなたが送るメールに注目してもらうことができ、返信してもらいやすくなります。
ポイントは、「メールを開かなくても内容が分かる」件名にすること。
結論をカッコ書きで記し、次に「何を」を明示します。
例文
・【ご確認】A社へのお見積もり内容につきまして
・【ご相談】来月Aミーティング日程候補日につきまして
(2)クッション言葉で配慮を伝える
本題から伝えずにクッション言葉からスタートすると、相手の立場を考えていることが伝わりやすくなります。
例文
・行き違いでご返答いただいているかもしれないのですが
・最近メールが届かない事例がございましたので念のため再送させていただいております
・お忙しい時期に恐縮ですが
・こちらの都合で恐れ入りますが
・勝手ばかりお伝えし申し訳ございませんが
・こちらがはっきりと期日をお伝えしておらず恐れ入りますが
(3)前回はいつ、何の件でメールをしたのか分かるようにする
相手には、あなたの他からも日々たくさんのメールが届いているはずです。
そのため、相手の立場に立ち、いつ、どんな内容で連絡をしたのか丁寧にお知らせしましょう。
例文
・○月○日にAイベントの提案の件でご連絡させていただきましたが、その後いかがでしょうか?
・8月末に〇〇のお見積もりをメールにてお送りしておりますが、ご不明な点はございますでしょうか?
(4)催促する理由を示す
理由を簡潔に示すことで、個人的な理由ではない、やむにやまれぬ事情で催促をしていることも伝わります。
例文
・◯月◯日にサイトにアップする予定ですので
・出席人数により予約するお店の個室の大きさが変わりますので
(5)日付だけでなく時間まで細かく設定する
返信期限を、日付だけではなく時間まで細かく設定する方が、行き違いが少なくなります。
例文
・15日(金)13時までにご返信をお願いできますでしょうか?
例えば今週中と伝えても捉え方に差が出るように、15日中にと言ってもその日の何時までかは人によって感覚がずれている場合があります。
お互いの認識を一緒にした方が、双方ヤキモキしなくて済みますし、締め切りを守ろうとする緊張感も出ます。
時には相手への要望をしっかりと伝えた方が、逆に親切にもなりうるのです。
(6)その他の配慮
上記以外で配慮しておきたい点は、次の通りです。
言葉遣いのチェック
相手にとって攻撃的な言葉になっていないか再度確認しましょう。
下記はNGな例ですので、こういった言葉遣いになっていないか注意しましょう。
《NG例》
・どうなっていますか
・いつお返事をいただけますか
・早急にご対応お願いいたします
再度情報をお知らせする
相手が以前のメールを探すことに時間をかけさせないために、再度何をしてほしいのか、内容のお知らせと資料を再添付するなど一手間かけましょう。
協力姿勢を示す
催促内容に応じて先方へ協力姿勢を示すことも、相手を不快にさせず催促する上では大切なポイントになります。
例えば「何かお手伝いできることがありましたらお知らせください」というような表現をすると良いでしょう。