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おぼこいの意味とは。おぼこい人の特徴

浅田悠介(浅田さん@令和の魔法使い)

「おぼこい」とは良い意味? 悪い意味?

さらに深く迫ってみましょう。

果たして「おぼこい」は良い意味なのでしょうか。悪い意味なのでしょうか。実はどちらの意味としても使われるのです。

それぞれのケースを紹介します。

良い意味で「おぼこい」と言われるケース

(1)すれていない感じがして好印象

ザ・正統派の、良い印象を与えられているパターンです。

とにかく「おぼこい」が「悪いものに染まっていない」というニュアンスで使われているのですね。混じりっけがない。とにかくレアで好印象というわけです。

腹黒くない、打算的でない、エゴに満ちていない、とも言い換えられるでしょう。

私たちは、他人の中にこうした「黒いもの」をみると、ちょっと身構えてしまうものです。利用されるのではと危険な気がするから。逆にいえば、それが無い人間には好印象を抱く、というわけです。

その「すれていない感じ」は貴女の武器ですよ。大切にしてくださいませ。

(2)子どもを相手にする時のように愛くるしい

子どもが好きな人って多いですよね。

この「おぼこい」は、その「子どもと接する時のような愛おしい感じがある」という意味で使われているパターンもあります。

貴女が幼いという話ではありません。貴女がパリッとした女性であったとしても、言われてもおかしくないことなのですよ。いわば人間は「愛しさを感じる相手には“おぼこさ”を感じてかわいがってしまうものだ」という話です。

実際の貴女がどうという話ではありません。むしろ相手が貴女に好印象を抱いている、というだけの意味なのです。

(3)素直で物分かりが良い

このパターンもあり得ます。

シンプルに「おぼこい」を「物分かりが良い(ちゃんと理解して飲み込んでくれる)」というふうに使っているのかもしれません。

仕事の場で使われることが多いニュアンスです。というのも、「周りの話を聞かずに、自己流で始めて失敗する人」が多いから。

ちゃんと「素直に物分かりが良くて実行できる」だけで素晴らしいスキルなのですね。それを褒める意味で「おぼこい」と口にした可能性もあります。

その吸収力の高さを買ってもらえているのかもしれませんよ。

悪い意味で「おぼこい」と言われるケース

(1)世間知らず

世間知らずのパターンです。

つまりルックスなどでなく「考え方」の面で「おぼこい」と判断されたのかもしれません。

言い換えると「苦労したことが無さそう」にもなるでしょう。

特に「現実の苦労」を考えずに「〜こうしたらいいだけじゃん」と、理想論ばかりを口にしていると、このような評価を下されやすいです。この世は、地味で、しんどい作業を積み重ねた上で成立しているからです。

もし、このような意味で「おぼこい」と言われたのなら、もうちょっと他人が苦労していることに思いをはせて、言動を振り返るといいかもしれません。

(2)視野が狭く自分のことばかり考えている

この「自分のことばかり考えている」という「おぼこさ」もあります。

言い換えると自分勝手(エゴが強い)ともいえるでしょう。子どもの特徴のうち、良くない面が表れている感覚です。

世の中は自分の「やりたいこと」だけでは進みません。周りの「やりたいこと」も含めて調整しながら、何とか進んでいくものなのです。

(3)色気が無い

もうストレートに「大人の色気が無い」という意味で「おぼこい」と言われたのかもしれません。

言われた方は傷つきますよね。別にそんな面で評価してほしくないわ、という感じで。

しかしそもそも、どんなファッションをして、どんな雰囲気で生きるかは自由です。他人に口出しされていいことではありません。

もし色気が欲しいなら、真剣に考えてみることも大事でしょうけれど。それくらいのものです。貴女の人生ですからね。

次ページ:おぼこいと言われたらどう反応するのが正解?

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