自分語りする人の特徴とは? 自分語りが多い心理と接し方のコツ
自分語りが多い人への対処法
自分語りが多い人は、どうしても「面倒くさいな」と感じてしまうもの。ただ、露骨にそんな態度を示すわけにもいきません。
そこで、最後に自分語りを上手に受け流す方法と、自分語りを止める方法をご紹介します。
受け流す方法
(1)相手の話をオウム返しにする
おしゃべりが延々と続くと、何て返事をしたらいいのか悩みますよね。そんな時は、相手の話をそのままオウム返しにするのがおすすめ。
例えば、「それでさぁ、彼が晩御飯ごちそうしてくれたんだよね」と言ったら、「へえ~、彼がごちそうしてくれたんだね」と返します。
オウム返しすることで、相手は自分の話を受け止めてもらえたと感じますし、空回りしてしゃべってしまう人は気持ちが落ち着ついてくることもあります。
(2)適度な相づちを打つ
「えっ、それでどうなったんですか?」と質問をしたり、「すごいですね」「さすがです」といった褒め言葉を使ったりすると、相手は承認欲求が満たされ気持ち良くなっていきます。
すると、自分語りがヒートアップすることになるので注意しましょう。
「へえ~」「そうなんですね」程度の適度な相づちを打ちましょう。
(3)客観的に話を聞く
私たちは自分事に置き換えながら人の話を聞くことが多いですよね。しかし、自分語りをしている人の話を真に受けたり、のめり込み過ぎたりすると、自分の感情が揺れて疲れてしまいます。
自分語りをする人は隙あらば話を聞いてもらいたいだけなので、自分事に置き換えずに「そういうこともあるんだな」程度に軽く受け止めておくのが良いかもしれません。
自分語りをさせない方法
(1)脱線し始めたら軌道修正する
自分語りが止まらない人は、あれもこれもと話しているうちに自分でも何が言いたいのか分からなくなっています。
そこで、脱線してきたなと思ったら、「〇〇ということですよね」とそれまでの話を簡潔にまとめます。もしくは、「〇〇はどうなったんですか?」と質問して、自分が聞きたい方向へ誘導するのもおすすめの方法です。
事前に軌道修正をしてしまうことで、着地点が見えてくるので聞くストレスも軽減されますよ。特に仕事では、おしゃべりをずっと聞いているだけでは業務が進まないので、相手任せにするよりも、こちらがコントロールをしてしまう方がいいですね。
(2)一通り聞いたら話題を変える
グループで話している時は、一通り話を聞いたところで、誰かに話を振って話題を変える方法もあります。
「そうそう、映画といえばさ、〇〇さんも映画好きだったよね?」など、会話の中で出てきた単語を1つ拾って展開させるとスムーズです。
また、グループの別の人と違う会話を始めてしまうのもありです。1対1の時は「今日は15時には帰らなきゃいけないの」と用事を理由に、終わりの時間を決めてしまうと良いですね。
(3)「なんか脱線してきたな~」と冗談ぽく言う
友人など本音を伝えられる間柄なら、話が長くなってきた時に「なんか脱線してきたな~」「ちょっとちょっと、話が長くなってきたぞ~」と突っ込んでみるのもありです。
自分語りをしている人は、自覚が無いことが多いので、伝えることで「そうなんだ!」と気付いてくれるかもしれません。
自分語りを我慢して聞き、真に受けてしまうとイライラしますよね。怒りが溜まらないうちに、なるべく早めに対応したいものです。
真摯に受け止めなくてもいい
気持ちの良い会話は、キャッチボールのようにやり取りをすることで成り立ちます。一方的に自分のことばかり話されてしまうと、疲れてしまいますよね。
自分のことを話すのは気分が良いので、「もしや私もやってしまっている……?!」とドキッとした方もいるかもしれませんね。
おしゃべりが止まらない人の大半には悪意は無く、とにかく聞いてほしいだけなんです。自分語りされても真に受け過ぎないようにしたいですね。
(高見綾)
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※この記事は2020年07月23日に公開されたものです