頼られる先輩になるには? 「職場の後輩」への接し方6カ条
後輩指導でのNG対応
逆に後輩指導においてNGな対応とは何があるのでしょうか?
後輩指導においても「評判が良い人」と「評判が悪い人」は、決まって存在するものです。
NGなポイントを参考にして、後輩指導に活かしていきましょう。
(1)指示が曖昧で、言っていることが変わる
最悪です。正直、一緒に仕事をしたくないタイプの人間です。
後輩への指示が曖昧だと、同僚・上司との仕事よりも事故が起こりやすいです。なぜなら、後輩側から「それはどういうことですか?」と確認の一言を発するハードルが高いからです。
何を依頼しているのかは明確にして、「いい感じにお願い」的な曖昧な言葉は使わないこと。
(2)「忙しい」を連発して、きちんと対応しない
忙しさを全身からアピールして、「話し掛けるな」というオーラを出す人はいます。
本人にそのつもりがなくとも、ただでさえ後輩と先輩という間柄なので、相手がコミュニケーションを取りづらい状況を作らないよう、先輩側で配慮するべきです。
(3)後輩からの確認待ちで、自分から声を掛けない
もちろん後輩の自主性は重要ですが、業務中はハンター試験ではありません。
相手が詰まりそうなところ、困りそうなところは、業務歴が長い先輩側であらかじめケアしてしまう方がスムーズです。
進捗を確認することや、いつでも聞きに来ていいよというメッセージを出すことは、先輩側の仕事です。
(4)「嫌われたくない」から距離を取る
今まで後輩がいなかった場合や、後輩が異性の場合、身構えてしまう人がいます。
しかし、仕事をできるようにサポートすればいいだけであり、極論、好かれる必要はありません。
あえて強く出る、いじめに近い叱責をするなどがない限り「嫌われる」ということはそうそう起こりません。自意識過剰は相互に迷惑です。
「そんなこともわからないの?」は禁句! 期待値は下げて接しよう
後輩指導がうまい人は、良くも悪くも後輩に期待していません。
期待していないから「このくらい分かるだろう」と、理解度を勝手に設定して説明を省くこともなく、確認を怠って「え、言ったことと全然違う!」という事態も発生しないよう抑えることができます。
自分で言うのもなんですが、私は比較的後輩指導での評価は高いです。それは私が「アホな新卒」だったからです。できない奴だったので、だいたいの失敗ポイントは予測もつきます。
もちろん、優秀でできる子もいますが、そのタイプは少し会話して関われば分かるので、その場合は相手に合わせて調整すればいいだけです。
自分の過去の失敗が一番生きるのが「後輩指導」ともいえます。失敗が多かったタイプはそれを生かして、優秀だった人は想像力を鍛えるチャレンジだと思って頑張りましょう。
(はぴこ)
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※この記事は2020年06月30日に公開されたものです