自己肯定感が低いと感じたなら試してほしい5つのこと
自己肯定感を高める方法
最後に、自己肯定感を高める方法をご紹介します。自己肯定感が低いと感じたときにすぐできることと、日頃から自己肯定感を高めるために心掛けられること、さまざまな方法を試してみましょう。
(1)不安なときは「大丈夫」と言い聞かす
将来への不安や恐れが出てきたり、「人からどう見られるだろう?」と心配になったりしたときは、まず一旦気持ちを落ち着かせることが大切です。
無理にポジティブになろうとしたり、不安を解消しなくちゃと焦ってあれこれ考えたりする必要はありません。ゆっくり深呼吸をして胸に手を当て、「大丈夫、大丈夫」と声に出して自分に言い聞かせましょう。
(2)自分を励ます
人から言われたことで傷ついたとき、もしくは「うまくできない自分はダメだ」と落ち込んだときは、自分を励ます言葉をたくさん掛けてあげましょう。
大切なことは、完璧な自分になることではなく、自分に課しているハードルをぐっと下げること。
「もう十分に頑張っているよね」「そんな私でも愛されているよ」「私は優しい子」と声に出して言ってみます。最初は変な感じがするかもしれませんが、続けていくうちにホッとしてくるはず。
(3)嫌いな人からは距離を取り、あなたのことを好きな人のそばに行く
自己肯定感が低いと、「最も苦手な人を克服できたら自信が付くはず!」と思いがち。ですが、自信を付けていくには適切な順番があります。
まず、できるだけ苦手な人・嫌いな人からは距離を取り、話しやすい人・信頼できる人・あなたのことを好きな人に近付きましょう。自分を歓迎し、励ましてくれるような人と積極的に付き合うことで、自然と自己肯定感が上がっていきます。
「自分の長所なんて見つからない」と思う人には、特におすすめの方法です。
(4)自分の短所を長所に変えてみる
性格は、長所になることもあれば短所になることもあります。そこで、短所を直すのではなく、長所として使っていこうと発想を転換してみてください。
自分の短所を挙げてみて、それをポジティブな面から見たらどんな長所に言い換えることができるのかを考えてみましょう。
例えば「怖がり」であれば、「慎重」「想像力が豊か」。一人では難しいときは、友達と一緒に相談してみるといいアイデアが浮かぶと思います。
(5)他人ではなく、以前の自分と比べる
自己肯定感が低い人は、他人の素晴らしいところと、自分のダメなところを比べます。それでは最初から勝ち目がないですよね。
比べるときは過去の自分と比べてみて、今どれだけできるようになったのかに注目します。もちろん結果だけではなく、プロセスにも注目して、自分の意欲や頑張りに光を当てましょう。
少しずつ自分を認めていこう!
自己肯定感とは、自分の価値を認めることができ、長所も短所もひっくるめて「どんな私でもOK」と思えている状態をいいます。
自己肯定感が高くなると、自信が付いて心に余裕が生まれるので、恋愛や人間関係、仕事などあらゆることに良い影響をもたらします。自己肯定感を上げていくのには、ある程度の時間がかかりますので、自分を励ましながら焦らずじっくり取り組んでいきましょう。
(高見綾)
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※この記事は2020年04月15日に公開されたものです