仕事へのやる気がない人の特徴とは? 原因と効果的な対処法
仕事へのやる気がない人に対する効果的な対処法
そんな「やる気がない人」にやる気を出してもらうためには、どのように対応すればいいのでしょうか? 効果的な対処法を4つご紹介しますので、実践してみましょう。
(1)「終わらせよう」ではなく「始めよう」と言う
「この仕事を終わらせよう!」と伝えると仕事に取り組みづらくなります。その仕事が終わった状況を想像しても「また別の仕事を始めるだけだな……」と思い、ご褒美にはならず魅力が感じられないからです。
それよりも「この仕事を始めよう」と声をかけ、仕事に取り組んでいる状態をイメージさせることが大切です。仕事をする意義を感じやすく「やるか!」という気持ちになりやすいです。
やる気がない人にアプローチするなら「始めよう」と声をかけましょう。
(2)適度な距離感を保つ
距離感が近すぎると依存しやすくなり、やる気がない人は「やる気が出ないのはあなたのやり方が悪いせいだ」「そんなふうに言われたからやる気がなくなった」などと責任転嫁する可能性があります。
反対に距離感が遠すぎると、何を言われようが「あなたには関係ない」と突き放すようなことも。
やる気がない人とは適度な距離感を保ち、ほどよい協力体制を整えた方が本人のためになり効果的です。サポートしつつ、過剰に世話を焼かないようにしてください。
(3)達成しやすい目標を与え「できるよ!」と伝える
大きな目標を一つ立てるよりも、大きな目標を分割して小さな目標をたくさん立てた方がやる気が生まれます。
大きな目標を達成するのは難しいので、なかなかやる気が生まれませんが、小さな目標は達成しやすくモチベーションを保ちやすいからです。近い目標を立てた方が、そこに到達するまでの筋道を描きやすくなるんですね。
更に「できるよ!」とポジティブな言葉で励ますと、もっとやる気にさせられます。ネガティブな感情を打ち消してポジティブな感情を持つことで、「気分一致効果」が働き、思考もポジティブになりやすくなるのです。
やる気がない人にはネガティブな言葉を避け、ポジティブな言葉で励ましましょう。
(4)なだめながら仕事場に連れて行く
「仕事をしなければ」と思っていても、前に失敗してしまったり、ついだらだらしてしまったりすると「自分なダメなやつだ」モードに入って動けなくなってしまうことがあります。
こうしたときは「まあ大丈夫だよ」「やってみればどうにかなるから」となだめながらデスク前などすぐに仕事を始められる場所へ連れて行きましょう。作業を始めてしまえば、意外とスムーズに仕事が進められ、やる気が生まれます。
仕事へのやる気はコントロールできる!
上述したように、やる気のない部下や後輩にも、やる気がなくなる要因があるのかもしれません。
そんな、仕事のやる気がない人には、紹介したアプローチ方法で声をかけ、やる気を出せるように励ましましょう。時間がかかることも多いので、焦らずじっくりサポートしてくださいね。
(秋カヲリ)
※画像はイメージです
※この記事は2020年03月27日に公開されたものです