空虚感の意味とは? 虚無を抱く理由と5つの克服方法
言葉にできない虚しさを克服するには?
空虚感に悩まされている方は、言葉にできない虚しさを抱えています。一刻も早く空虚感を解消するため、克服方法を5つ紹介します。
(1)凝り固まった考えを捨てる
悩みやストレスを抱えている人は、考え方が硬直化し歪みやすくなります。
「仕事には常にベストを尽くすのが当たり前」「頼みごとを断ったら相手との関係が壊れてしまう」といったマイナスな方向に固まった考え方は、苦しみや悲しみなどネガティブな感情を生じさせ、自分をさらに苦しめてしまうもの。
自分を苦しめるストレスの原因になり、空虚感を増大させます。
こうした傾向は、今までの経験によって生まれたと考えがちですが「否定的な感情は過去の人間関係や出来事からではなく、自分の認知・思考から生まれている」と考えるのがポイント。
なるべく「~しなければならない」「~するなんて許されない」といった凝り固まった考えは捨て、物事や人のポジティブな面に注目して、柔軟な思考ができるようにトレーニングしましょう。
(2)人間関係を見つめ直す
空虚感の原因が人間関係のトラブルであれば、それを見つめ直し整理するのが効果的です。
ポイントは他人を変えようとしないこと。人は簡単には変わりませんし、変えることもできません。自分が親しくなりたい人と信頼関係を構築すれば、困ったときには相談して気持ちを立て直しやすくなります。
信頼関係を作るコツは、相手の感情を否定したり、問題を指摘したりしないこと。
相手のことをありのまま受容し、自分自身も無理せずに接しましょう。苦手な人と無理に付き合ったり、下手に出たりするのをやめるのも大切です。
(3)自己理解を深める
日本人は謙遜によって自分を卑下しがちですが、それは正しい自己理解の妨げになります。
失敗したとき、自分に対して極端にネガティブなレッテルを貼っている方は要注意! 心の健康を保って空虚感を軽減させるには、客観的な視点で自分を見つめる力が必要です。
事実ベースで自分がしたこと、感じたことを書き出すなどして客観視し、自己理解を深めましょう。そうすればモヤモヤも整理しやすくなり、漫然とした不安による空虚感が軽減できます。
(4)悲観的・否定的な考え癖を断つ
確かな理由もないのに深読みしたり、先読みして悲観的・否定的な結論を出したり、何かひとつでも良くないことがあると「私はいつもこうだ……」とネガティブに捉えたりしていませんか?
否定的な考えを持っていると自尊心が削られていき、自分を認められず空虚感が大きくなります。
こうした否定的な考えは、“客観的な事実”より“否定的な感情を事実だと決めつける癖”につながってしまうので、肯定的な考えも身につけましょう。
(5)全員に好かれようとしない
「みんなに好かれなければ」と考える人は、無理して人に合わせた行動を取るためストレスを感じやすく、それによって心がすり減ると空虚感を抱きやすくなります。
合理的に考えれば、どんな人でも「全員」に好かれるのはほぼ不可能。
現実離れした極端な理想を自分に課している人は、なるべく合理的な考えを持つようにしましょう。例えば「なるべく多くの人に好かれるといいな」と置き換えるだけでも、心の負荷がだいぶ軽くなり、理想と現実のギャップに苦しむことも減りますよ。
空虚感は自分でコントロールできるもの
空虚感は心と体の健康を蝕んでしまうもの。心身のSOSでもあるので、空虚感が生まれたら早めのケアを心がけましょう。
誰しも多かれ少なかれ抱くものなので、うまくコントロールすることが大切です。ご紹介した克服方法を実践して、心の穴をやさしく埋めてくださいね。
(秋カヲリ)
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※この記事は2020年02月24日に公開されたものです