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三大欲求の強さに順位はある? 人間の「食欲・睡眠欲・性欲」の正体

高見綾(心理カウンセラー)

三大欲求の強さに順位をつけると?

「食欲」「睡眠欲」「性欲」のうち、どの欲求が一番強いのかは、個人によっても年齢によってもバランスが変わります。

年齢が若い20代などは、食欲を強く感じることが多いでしょう。

性欲については、特に女性は子どもを産める年齢に限りがありますので、その間は恋愛して子どもがほしいという欲求が強くなるようです。

睡眠欲はどの年代でも一定のレベルで必要です。

満たさなければ死んでしまうという緊急度が高い順番で考えると、全体的に見て一番強い欲求は「睡眠欲」で、次に「食欲」、最後に「性欲」の順といえるかもしれません。

睡眠は数日取らないだけでダメージが大きいですが、食欲は数日食べなくても生きていくことができます。性欲は子孫を残すという点では必要であるものの、今すぐ満たさないと死んでしまうというものではないので緊急度は一番低いといえます。

欲求がない人はいる?

三大欲求は、強い人は全部が強く、弱い人は全部が弱いという傾向があるようです。

ただ、中には性欲だけがあまりないという人もいます。女性は、もともと性欲があまりないという人もいますし、若い男性の中にも性欲がわかないという人もいるようです。

睡眠欲がない人は今まで聞いたことがありませんが、食べることに興味がないという人も一部いるようです。

欲求がなくても心身ともに健康なのであれば問題ありませんが、うつなどの精神疾患によって三大欲求が起こらない状態になっているのであれば治療が必要です。

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