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細かくて疲れる。神経質な人とうまく付き合う方法

小日向るり子

神経質な人とうまく付き合う方法

神経質な人と仕事などで関わる場合は、相手の「プライドの高さ」を見極めることがとても大切です。同じ神経質でもプライドの高さによって関わり方が変わってきます。

以下、「プライドの高い・低い」の2タイプにわけて対処方法を解説していきます。

プライドが高い(自分に自信がある)人の場合

こちらは低姿勢で接することが基本です。

プライドが高い人はまわりの仕事の仕方に対して「ツメが甘い」「いい加減に仕事をしている」などと上から目線で考え、自分と同等の細かさがない人を敵対視する傾向にあります。

そのため、こちらも強気でいくとぶつかってしまい、仕事が進めにくくなります。チェックを入れてきたら「こんな細かいところに気づいていただけるなんてありがとうございます」など相手の自尊心を満たす言葉をかけてあげましょう。

面倒くさいなぁと思われるかもしれませんが、自尊心を満たしてあげるだけで仕事の完成度があがると考えて割り切りましょう。

プライドが低い(自分に自信がない)人の場合

プライドが低いタイプは、とにかく最初は褒めて相手の気持ちをアップさせ、それから指摘するよう心がけてください。

「細かすぎ!」など指摘から入ってしまうとイジけてしまう可能性があるので、「細かく詰めてくれてすごく助かる。でももう少しラフでもいいよ」といった感じで。

また、神経質な人は細かすぎるゆえに仕事の要領が悪くなっている人も多いです。仕事自体に慣れていないためにプライドが低くなっている人には「最優先は納期を守ることだよ」などと、優先順位をしっかり伝えてあげることで仕事が進めやすくなることもあります。

神経質の人な人とも上手なお付き合いを

いかがでしたでしょうか。神経質な気質は本人も心身に不調が出やすいために生きづらさを感じている人も多いのですが、別の角度からみれば長所ともなります。

正直「扱いづらいな」と感じることもあるかもしれません。しかし、ぜひまわりの方はその人の神経質な部分にだけスポットをあてるのではなく、ほかの性質も鑑みながら対応してみてください。

そうすることで本人の生きづらさの解消につながるだけでなく、仕事の完成度があがるという相乗効果が期待できるでしょう。

(小日向るり子)

※画像はイメージです

※この記事は2019年11月25日に公開されたものです

小日向るり子 (心理カウンセラー)

心理カウンセラー
フィールマインド 代表カウンセラー
正社員をしながらボランティアの電話相談員をしていました。「どんな電話も切らない」理念の中で恋愛、自死、癖、愚痴、いろいろな話を聴かせて頂きました。資格取得後はハラスメント相談員を経て現職。相談件数は2200件を超えます。悩みに大小はありません。

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