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我慢強い人の特徴と心理とは? 長所・短所を解説

高見綾(心理カウンセラー)

「我慢強い人」になる方法

我慢強い人がいる一方で、「我慢が足りない」と言われる人もいます。そんな人が我慢強い人になるにはどうしたらいいのでしょうか。

(1)人のせいにするのをやめる

忍耐力のある人になるには、精神的に自立していくことが必要です。うまくいかないと逃げてしまうタイプの人は、環境のせいにしたり、逃げる自分を正当化したりしがち。

人のせいにしそうになったら、「いやいや、そういうことじゃないよね」と気づいて立ち止まりましょう。

(2)自分を客観的に見る癖をつける

我慢強い人は、感情的にも冷静でいられます。

もしもイライラして感情的になりそうなときがあれば、「この言葉を口にしたら相手はどう思うかな?」と、自分を客観的に見る癖をつけましょう。

(3)自分がどうすべきかを大局的な視点から考える

自分が取り組むべき課題があっても、面倒に思えば逃げたくなるものです。

そんなときは、逃げた場合自分はどうなるのか、また逃げずに取り組んだ場合はどうなるのかを、シミュレーションしてみましょう。一時の感情に流されないようにするのが大事です。

(4)取り組む期間を決める

難しい問題に向き合わないといけないことがあれば、まず取り組む期間を決めましょう。たとえば「最低3カ月はがんばってみよう」と決めることで、継続しやすくなります。

また、自分なりの取り組む意味を見出せるとより続けやすくなります。

(5)1日のやるべきことを決めてやり切る

「今日やること」を決めたら、面倒でもその日のうちにやり切ることで忍耐力がつきます。もしできたら自分をめいっぱい褒めましょう。

小さな成功体験を積み重ねることで、自分に対する信頼感が育まれます。

我慢強い人は、「優しい人」

我慢強い人は、困難に遭遇しても粘り強く取り組みます。どんなときも責任感を持ってやり遂げるので、まわりから信頼され重宝されます。

我慢強さを身につけるためには、精神的な自立が求められます。自分なりに目標や取り組む意味を考え、少しずつ忍耐力をつけていきましょう。

ただ、我慢強い人は「なんでも自分でやらなければ」と思いやすい優しい人。ストレスをため込みがちな面もあるので、時には人を頼るなどして上手にストレス発散をしていきましょう。

(高見綾)

※画像はイメージです

※この記事は2019年11月17日に公開されたものです

高見綾(心理カウンセラー) (心理カウンセラー)

“質上げ女子”のカウンセリングをメインで行っている。電話、面談(ZOOM、名古屋)によるカウンセリングや講座を中心にあなたのお悩みをサポート。

大学卒業後、民間企業の経理・財務業務に従事。自身の悩みを解決するために心理学を学びはじめ、人生がうまくいくためには特定の法則があることに気づく。豊富な臨床経験から、心の世界で学んだことを現実に活かすアプローチに高い評価をいただいている。

著書は「ゆずらない力」(すばる舎)。他、PHPスペシャルに記事を寄稿するなどマルチに活動中。

高見綾のブログ https://takamiaya.com/

 

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