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働く女性が「人気YouTuberと結婚する方法」を聞いてみた

#この会社の片隅に

マイナビウーマン編集部

ごく平凡な会社員として、会社の片隅で働くマイナビウーマン編集部が、今気になるビジネスパーソンにインタビューする連載【この会社の片隅に】。今回は、登録者数130万人、時給日本一の人気YouTuberラファエルさんにお話を聞きました。

私は、ランボルギーニに乗っている男性にナンパされたら、100%ついていく自信がある。だって、ハイスペックと付き合いたし、1回くらいランボルギーニに乗ってみたい。

こんにちは、マイナビウーマン編集部のあーりんです。

窓際族の編集部員が、今気になるビジネスパーソンに話を聞く連載「この会社の片隅に」。

第1回のさちこ、第2回第3回のたかはしに続き、今回は仕事への意欲そこそこ、まあまあ恋愛体質の欲張り女、あーりんが聞き手を務めます。

会いに行ったのは、登録者数130万人の人気YouTuberラファエルさん。独自のセンスで時給日本一を誇る歴としたビジネスパーソンのひとり。

彼がランボルギーニで女性をナンパしまくる動画が大好きなあーりん。日々の生活をYouTubeとNetflixの往復で生きているどうしようもない人間が、どうしようもない質問をぶつけてその思考術を探ります(「取材中に見初められて、ランボルギーニ乗せてもらえないかな」という邪心たっぷりだけどよろしくね♡)。

「やりたいことがないってヤバい」論

先日発売された著書『無一文からのドリーム』を読ませていただきました。一貫してそこにあったメッセージは、「目標がない奴はヤバい」ということでしたね。
そうですね。だって、たくさんお金があろうが時間があろうが、目標ややりたいことがないと何にも使えないじゃないですか。それって無駄だなって。だから、やりたいことがわからない人生ってすごく寂しいと思うんです。
なるほど。でも、あーりんと同世代の女性たちは、意外と目標がある人のほうが少ない気がします。目標を見つけるコツって何かありますか?
うーん、なんですかね。
ほら、まわりに「やりたいことがない!」って言っている女友達とかいません? そういう子たちにラファエルさんならどうアドバイスをするか、です。
僕は会ったことないですけどね、そんな人!
ラファエル

ん?

え。
え?
もしかしてあーりん、今までヤバい人生送ってきました?
その……、僕のまわりにはいないですね。でも、何かアドバイスするとしたら、あと少しで到達できるレベルの相手をライバルにするのはどうでしょう。
いきなり実践できそうなアドバイス!
YouTubeの世界でもそうなんですけど、登録者数が0からのスタートなら、まずは3万、5万のレベルを目標にすることが大事。そうすると、登録者数3万人レベルの人の境遇は自分に近いから、真似しやすいし、抜かしやすい。しかも、頑張れるんですよ。目の前を走る背中が見えていたほうが。
働く女性だったら、いきなり部長レベルのロールモデルを目指すんじゃなくて、隣の先輩レベルを目標にするってことですね。
あとは、いつもと違うルーティンを作る。そういう人って暇な時間がめっちゃ多いんじゃないかと思います。会社行って、終わったら帰って寝るだけ、みたいな。
今、あーりんの話してます?

付き合う人をちょっと変えてみるとか、行く場所を変えるとか、ちょっと背伸びした何かを買うとか。

例えば、いつものルーティンを破って、ものすごく高い50万のスーツを買ったとしますよね? そうしたら、そのスーツを着ないといけない場所に行けるし、そのスーツじゃないと関われない人に出会えるかもしれない。そうやって目標を見つけていくのも、ワンチャンありだと思います。

年収5億のYouTuberと結婚する方法って?

やりたいことの見つけ方、すごく参考になります。それと、もうひとつ。今日は聞いておきたい超重要事項がありまして……。
いいですよ。
ありがとうございます、ではさっそく。ラファエルさんみたいなハイスペックな男性、つまり何億と稼ぐ人気YouTuberと、私のような一般の働く女性が結婚するにはどうしたらいいんでしょうか。
えぇ……(笑)。
ラファエルさん

困らせて本当にごめんなさい

あーりんの人生がかかっているので、そこをなんとかお願いします。
世の中にはもっとハイスペックでお金持ちの男性がたくさんいるから、僕なんかを成功例といっていいのかはわからないんですけど……。でも、仮にですよ? 仮に僕をそう定義してもらえるなら、成功者って基本変わり者が多いんですよ。
変わり者というと?
頭の良い人って、とんでもなく変わり者が多い。だから、ほかの女性とは違うアプローチをしたらいいと思います。
なるほど!
例えば、僕は本当に短気なんですよ。誰かとエレベーターに乗るとき、最初に階数ボタンを押されたらものすごくイラッとくる。だって、先に閉じるボタン押すべきじゃないですか。扉が閉まってから階数ボタンを押したほうが、はるかに効率的。
終わった。あーりん、絶対先に階数ボタン押しちゃう。

まあ、これは一個の例なんですけど、それくらい短気で変わってる。でも、僕自身は別に自分のことを短気だとか思ってないんです。

言い訳をすると、勘が鋭すぎるんで他人が気づく前にそういう細かいことを察して、我慢しているだけ。たまに「なんで急に怒ってるの?」と言われることがあるんですけど、そうじゃない。「お前が気づく10分前から我慢しとるで?」っていう。

確かに。視点をラファエルさんに置いたらそうなる!
それに気づいてくれた女性から「ラファエルさんって短気に見えるけど、本当は違いますよね。第六感が鋭すぎるだけ♡」とか言われちゃうと、もうヤバい。
その女、賢すぎません?
そりゃあ好きになるでしょ。しかも、大勢の前でそんなこと言われたら「めっちゃ僕のことわかってるじゃん……!」ってなりますね。相手の素の欠点を、めちゃめちゃ長所に変えてあげるっていうのが最高峰のテクニックだと思います。
OK、多用します。とはいえ、あーりんは浅い人間なので相手の本質をそんな風に見抜けるか心配です……。

その人のことを本気で考えていたら、自然と見えてくると思うんですけどね。本気で好きだ、本気で落としたい、本気で一緒にいたいと感じたら、相手に対していろんな発想が浮かんでくる。

仕事も同じ。本気でやりたかったら、営業の仕方を学ばなきゃとか、こういう業務もしたいとかって考えが生まれると思います。だから、何ごとも本気でやるって大事。

深い。今までのあーりんは、相手を本気で好きじゃなかったんですね。

お金で男性を選ぶって、別にダメじゃない

ちなみに、ラファエルさんがYouTubeで成功して大金を手にしてから、あーりんみたいに“そういう目”で見てくる女性って増えたと思うんです。ハイスペックな男性って、相手の下心をすぐ見抜けるものなんでしょうか?
見抜けるかどうかで言うと、見抜けないです。
本当ですか? 希望が見えてきた。
正直「ラファエル=お金持ってる」ってなるのは仕方ないじゃないですか。別にその子が性格悪いとか、お金に釣られてきた、なんてことは重要じゃない。だって、逆に僕も相手の見た目が綺麗じゃなかったら付き合ってないんで。
ほう……!
相手も僕も同じことやってるわけじゃないですか。見た目だって、その人が持っている何かで作り上げたものでしょ? それが整形でもなんでもいい。同じように、お金も努力で生み出したもの。全部含めて人の魅力ですから。
ラファエルさんの靴、ルブタン

ルブタンの靴が眩しい♡

 

見た目を着飾っていることも、お金を持っていることも、その人の魅力だって考え方、あーりんは好きです。よく「中身で相手を選べ」って正義が語られるけど、「綺麗でいよう」と頑張っていることを否定されるのおかしくないですか。かわいいこそ正義。
そうですね。ブスがやってたら許せないことも、綺麗な子がやったら許せちゃいますもん。もはや愚問ですよ。
香ばしい匂いがしてきたのでこの辺にしときましょう。

「仕事か、恋愛か」論争の結論

ラファエルさんの著書の中で「歴代彼女は3カ月ごとに別れてアップデートしてきた」とありますが、それは本当ですか?
本当です。僕って今、ナウで、成長過程にいるんです。とにかくやりたいことばかりで、永遠と若返っているような感覚。ずーっと成長し続けてる。
あーりんの30倍速くらいで生きてそう。
その瞬間は本気で付き合っているんです。僕、付き合う=結婚っていう前提じゃないと無理なんで。でも、僕の成長スピードだと、結婚まで考えて付き合っていた相手が3カ月後には魅力的じゃなくなってる。
へ?
3カ月前の僕と、3カ月後の僕は別人ってことです。
じゃあ、どういう人なら3カ月経ってもラファエルさんに飽きられないんでしょう。
もちろん甘え上手でかわいいことも大切だけど、やっぱり“カッコいい人”が好きです。仕事がバリバリできて、目標を持っていて、出世をしていくような女性。自分と同じようなタイプの人がいいですね。コミュニティとか組織のトップにいる人。

でも、やりすぎると今度はカッコいいを通りすぎて、男性から敬遠される“強すぎる女性”になってしまうんじゃないかと思うんです。

今のあーりんは仕事が楽しいけど、キャリアを求めすぎてモテない女にもなりたくない。元彼は、あーりんが出世することをすごく嫌がっていました。だから仕事を死ぬほど頑張るって、ちょっと怖いんです。

それは、僕がさっき話したことの逆パターンじゃないですか。
どういうことですか?
あーりんさんの成長スピードに相手の男がついて来られなかっただけ。そんな男、逆に置いて行くべき。
でもでもでも! 置いて行った先に、あーりんを好きになってくれる男性なんていますかね……?
どっちにしても、ついて来られない男性なら必要ないですよ。最終的な目標や着地点にいる自分が幸せじゃないと意味がないんで、その場所で対等になれない相手なら除外すべきですね。だって、その人といることが最終目標じゃないでしょ? 自分がたどり着きたい場所で、必要だと思える人といるのが最終目標のはずだから。
今までいろんな人に何度もこの質問をぶつけてきたんですが、あーりん史上一番に納得してます、すごい。
ま、正解なんてないですけどね。もちろん、成長していった先に男性が残っていなくて、一生ひとりの可能性もある。ってことで何が正しいのかはわからないです、はい。
待って。最後の最後なげやりになるのやめて?
ラファエルさん

やりたいことを探す、仕事に夢中になる、なりたい自分を目指す、キャリアをとことん積む。内心ちょっと本気になってみたい自分もいたけれど、「頑張るとモテないから」なんて布石を置いて、これまでなあなあにやってきた。でも、それって甚だ勘違いだったらしい。

あーりんの「ランボルギーニ乗りたい」なんて野望が叶う日は、果たして訪れるのか。多分、きっと、いやわりと無謀だけど。

ラファエルさん

とりあえずいい話が聞けて最高に気分がいいし、それが「ランボルギーニ乗ってるハイスぺに見初められたい!」とかしょうもないきっかけだとしても仕事を頑張ろう。

ラファエルさんと出会ったあと、邪念たっぷりでもそんなモチベーションを抱けたのは、まああーりんなりの進歩ということで。

(文:あーりん/マイナビウーマン編集部、撮影:masaco)

INFORMATION

ラファエル著『無一文からのドリーム』(宝島社)

今に不満がある人、夢を追いかけたい人たちへ。時給日本一を誇る人気YouTuberラファエルの半生を綴った、初となる自伝が誕生。成功に至るためのラファエル流ビジネスメソッドは必見!

※この記事は2019年10月23日に公開されたものです

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