あなたも私も加害者!? エイジハラスメント(年齢差別)の対処法
エイジハラスメントでは誰もが加害者になりうる
何より、エイジハラスメントは若手も加害者になりうるから怖い。「あの人もう50代なのにあの性格、ああいう大人にはなりたくないよね~」とケラケラ悪口で盛り上がる時、エイジハラスメントは始まっている。自分が50代になったら絶対に”ちょっと前まで20代のつもりだったのにこの年になってしまった”とオロオロするくせに、うっかり加害できてしまうのだ。
エイジハラスメントを防ぐには、まず自分の加害意識をやめること。「もういい年なのに……」という言葉が脳裏に浮かんだら「あっ、今私ってエイジハラスメントしてる~。あの人が未熟なのは人間性の問題で、年齢関係ないから!」と、もっとエグい判決を下そう。ダメな人は何歳でもグダグダするし、逆に5歳でもすごい人はすごいのだ。
私が32歳でしている酒の失敗は、22歳でもやっちゃダメだろう。「やらかし」も年齢で守られていいのは、未成年までである。逆に年下だろうが若手だろうが、自分より優れた人にはしっかり頭を下げて教えていただこう。年齢関係なくダメな振る舞いがあることを認めれば、年下でも優秀な人を見つけられる。