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馴れ合いはよくない? 職場での馴れ合いをやめるべき理由と対処法

ぱぴこ

「馴れ合い」にならないための3つの心得

ここまで見てきた通り、「親しさ」を超えて「馴れ合い」が発生してしまうと、職場の居心地はよくなるどころか悪化し、生産性やクオリティにも悪影響を与えることがわかりました。

では、馴れ合いにならないように、しかし円滑にコミュニケーションを取るためにはどうすればよいのでしょうか?

(1)暗黙の了解は作らない

「なんでそうなっているの?」と疑問に思うことをそのままにしないことが重要です。

マニュアルに記載されている内容と、実際の業務内容がちがう場合は「なぜ?」をきちんと解明しましょう。

暗黙の了解ではなく、手順が変更されているならばマニュアルを更新するべきですし、ないなら明文化された資料に落とすべきです。

馴れ合いからくる暗黙の了解とは、結局責任の所在やプロセスを「なぁなぁ」にすることです。

それで回っているのは「いいとき」だけなので、本当に業務として正当な手順なのであれば、その暗黙の了解を「正規手順」にまで引き上げることが必要です。

個人で職場のルールを変えることが難しい場合は、せめて自分としてのメモや手順書を残すようにしましょう。

(2)外部の空気を入れ、内輪で固まらない

馴れ合いが発生している職場にずっといると、そもそも何が「馴れ合い」で何が「馴れ合でないのかの切り分けすらも、自分で判別できない場合があります。

交流会や説明会、なんでもいいですが、意識的に外部の組織や人との接触を持つことで、固定観念で「こうだ」と思っていたものが、「馴れ合い」であったり「個別のルール」であったりすることに気づけるようにしましょう。

新しい空気を入れることで、滞った職場が活性化する可能性もあります。

(3)会社は「公」の場所であると意識する

馴れ合いは行き過ぎた「親しさ」の結果でもあります。

職場で親しい人がいたり、人付き合いがあったりするのはいいことですが、あくまで「仕事をする」という公の場であることを改めて意識することは必要です。

馴れ合いが発生しているのは、公私の区別が曖昧になっているからであることが多いです。

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