ハングリー精神は、大人になってからでも鍛えられるの?
「ハングリー精神」は今からでも鍛えられるの?
では、ハングリー精神はどのように生まれ、育まれるのでしょうか。“自分にはないな”という自覚のある人が、今からでもハングリー精神を身につけることはできるのでしょうか。
ハングリー精神を持つ人の特徴
まず、ハングリー精神を持っている人には、いくつかの特徴があると考えられます。
たとえば「負けず嫌い」。周囲の人よりも成功したい、経済的に豊かになりたいという強い気持ちが、ハングリー精神の源泉になるでしょう。
また、「現状に満足しない心」も大事です。もし、自分の置かれている環境が劣悪だったとしても、そこに満足してしまえば、よりよい環境を求めることをしなくなります。こうなると、自らを向上させようとか、よりよい環境が欲しい、とは思いませんよね。
さらに、「執着心」や「こだわりが強い」という特徴があるかもしれません。猪突猛進(ちょとつもうしん)な性格ともいえるのですが、思い立ったら、それを達成するまで、手に入れるまでとことん突きつめていくような人が、ハングリー精神の持ち主でしょう。まさに、ペレがグレープフルーツでサッカーの練習をしたように、手段を選ばず目標を達成しようとする姿勢といえます。
あなたはへこたれない人? 「ハングリー精神の強さ」を診断でチェックします。
ハングリー精神を鍛える方法
それでは、ハングリー精神を鍛えるには、実際どうすればいいのでしょうか。ハングリー精神を鍛えるということは、つまり“ハングリー精神に必要な特徴を身につける”ということでもあります。
常に上を目指す
やはり、“現状に満足しない心”を身につけないといけません。そのためには、“常に上を目指す”という姿勢が必要です。
いきなり高い目標を設定する必要はありません。たとえば、毎日30分ジョギングをするという目標を決め、それが簡単に達成できるようになったら次は1時間、と時間(距離)を延ばしていく。少しずつでいいので、自分を前に進めていくことを習慣づけていくことが大事です。
将来のイメージを明確に持つ
これは、ビジネスコンサルティングでも言われることですが、四半期ごとの達成目標、1年後や5年後の自分のイメージを持つことも有効でしょう。たとえば大学生でも、入学した時に毎年の目標や卒業時点での目標を明確にすると、漠然とただ4年間過ごして、なんとなく卒業した、ということがなくなります。
自信を持つ
さらに、「自分なら、きっとできる」という自信を持つことも重要です。
スポーツの世界で成功したハングリー精神の持ち主たちは、少なからず「自分は世界一になれるはず」という、強い思いがあったことでしょう。そういうと“うぬぼれ”ているように感じられるかもしれませんが、それくらい、自分に自信を持つことは大切なんです。