お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

人と比べてしまう原因は何? この癖をやめるには【心理学】

小日向るり子

人と比べてしまう原因

なぜ人と比べてしまうのでしょうか。

以下に考えられる原因をいくつか挙げてみます。

ご自分に当てはまる要因がないかチェックしてみてください。

(1)負けん気が強い(勝ち気)

順位がつくことになると力が発揮できる、遊びのゲームでも負けると非常に悔しい、など負けん気が強い性格。

勝負事に勝つと、脳からアドレナリンという快楽物質が出ます。この快感を知るとまた味わいたいために、よくも悪くも常に他人を意識して行動する癖がつきます。

優越感を味わいたくて、必死になってしまうのです。

(2)自分に自信がない

上記に挙げたものとは真逆の心理状態です。

この性格形成には親から褒められることが少なかった、きょうだいと比較して怒られることが多かった、といった幼少期の教育が関係していることが多いです。

(3)優柔不断

たとえば、独身の友人と旅行に行ってとても楽しい気分で帰宅したのに、SNSで子どもと一緒に写っている既婚の友人の写真を見たら、独身で呑気に旅行していた自分が惨めになって落ち込む。

そんなふうに人の言動によって自分の価値観や気分がコロコロ変わってしまうタイプです。

(4)閉鎖的な地域性

生き方の多様性が認められにくい地域に住んでいる場合。

その地域で考えられている平均的な生き方、こうあるべき、という人生から少しでも外れると自分が思っている以上にまわりから奇異な目で見られます。

そうした地域性が、次第に人の目を気にして他人を意識する性格形成につながっていきます。

次ページ:人と比べてしまう性格はなぜつらいのか

SHARE